2024年10月10日
令和6年度 みずほ染め織り作品展
現在「令和6年度 みずほ染め織り作品展」を開催中です。
こちらの展示は、8月に実施しました「みずほはたおり探検隊」の参加者の作品展です。
瑞穂町の伝統的な絹織物「村山大島紬」を題材に、染色と機織りの体験をしていただくものです。
けやき館を入ってすぐ左手のコーナーで、ゆっくりとご覧になれます。
8/17に行った板締め染色と、8/24に行った簡易機織り機での作品です。
講師の先生方の指導のもと、みなさんが驚きと感動で制作された作品たちがたくさん並んでいます。
“板締め染色”の面白さ、機織りの繊細さなどを味わっていただけるのではないでしょうか。
「村山大島紬」についても少しご紹介しております。
また、10/5(土)にはギャラリートークを開催し、ご来館いただいたお客様に簡易機織りの体験をしていただきました。
次回10/27(日)11:00~にも開催予定ですので、機織り体験をしてみたい方・村山大島紬や板締め染色について聞いてみたいことのある方など、ぜひぜひお気軽にお越しください。予約不要です。
この展示は10月31日(木)まで 9~17時で開催しております(最終日は15時まで)。
ぜひ「みずほはたおり探検隊」のみなさんの力作を観にいらしてください。
2024年10月06日
第229回 温故知新の会 東京狭山茶 手もみ実演
身近なお茶も、かつては人の手のみで作られていました。この手もみ茶の実演見学と試飲体験をけやき館で10月6日と13日の両日行います。10月6日の様子をお届けします。
手もみ茶は全体では7時間もかかる大仕事です。今回は工程の前半と後半を2台の「ホイロ(焙炉)」で同時に見られるように工夫していただきました。「ホイロ」とは、下から加熱する作業台のことです。上部は助炭といい、木枠に和紙が張られています。
かつて瑞穂町近隣では、自家消費するお茶は各家庭で作り、古い帳簿などをホイロに張ったため、和紙回収の古紙業者がいたそうです。それにより、各家庭のちょっとした文書が残っていないという説もあります。
蒸したお茶を常温まで冷やし、表面の水分を取る「葉振るい」の工程の様子です。触ってみると、水分が少なくなっていくように感じられました。
助炭の上での「回転揉み」は、参加者も体験させてもらいました。2名で同じ方向に転がします。
後半の「揉み切り」の工程では、葉はかなり細長く、針のようになっていました。
見学の後はお待ちかねの試飲体験です。貴重な手もみ茶は、1.5kgの茶葉を用意しても300gしかとれないとされています。少量のぬるいお湯で一煎めを味わうと、「普通のお茶と違う」「甘味を感じる」「薬のよう…?」など、様々な感想が飛び交っていました。二煎めは、普通のお茶の味わいがしてきました。「たくさんの量を飲むものではない」とのことで、お茶菓子を食べ、深蒸し茶もいただきました。こちらはいつもの美味しいお茶でした。
狭山丘陵で採集してきたお茶の葉や実の標本も使いながら、お茶にまつわる様々なお話も聴くことができました。
商品は若干数の販売がありましたが、手もみ茶はなんと売り切れ、お家でもう一度味わってみたい方が多かったようです。次回は10月13日に講座がありますが、満員御礼です。商品は講座終了の15時ごろにお越しいただければ、もしかすると購入できるかもしれません。瑞穂町には地元のお茶屋さんが多くあります。手もみ茶を求めて、お店を訪ねるのもよいかもしれませんね。
講座はまた来年も企画予定です。ご興味を持たれた方は、次回ぜひご参加ください。
2024年10月06日
第227回温故知新の会 東京だるまの絵付け体験
皆様 こんにちは。
昨日10月5日に第227回温故知新の会東京だるまの絵付け体験を行いました。
瑞穂町には5軒のだるま屋さんがあり、地場産業の一つになっています。
今年の講師は、山平(やまへい)だるまさんの娘さんに行っていただきました。
山平だるまさんは、多摩地区で一番初めにだるま業を始めたお店です。
先生のお手本を見て、マネながら慣れない絵筆を使って眉毛やひげを描いていきます。
子供たちは、ちょっとはみ出しても気にせず、大胆に描いていました。
大人は、上手に描こうと真剣。
90分の時間はアッという間に過ぎ、それぞれ個性的なだるまが完成しました!
皆さんどんな願い事をするのかな?
10月20日(日)温故知新の会は、歴史講演「消え去った言葉たち」講師は、瑞穂古文書を読む会の小林良久さんです。
皆様のご参加をお待ちしています。