2020年04月16日
ブログde万葉集と山野草④
けやき館も5/17日までの臨時休館が決定いたしました。
今年は皆様に足を運んで『万葉集と山野草』を愉しんでいただくことが出来なくなってしまいました 😕 。
ッということで、いつにも増して気合をいれて『ブログde万葉集と山野草』をアップしてまいります。
万葉集にはカキツバタを詠んだ歌が7首あるといわれています。そしてこの花の搾り汁は着物の染料などとして利用されていたようです。しかし!カキツバタの花のような紫の色は、古来、高貴な色として尊ばれてきた。それをあらわすには、中国や日本では紫草の根を用いるんです(ムラサキは次回紹介紹介します)。
ところで皆さんは、カキツバタとアヤメの違いわかりますか?「いずれ菖蒲か杜若」っと言われる当館の女性陣もはっきりとした違いはいえませんでした 😆 。
花弁の元がアヤメが網目模様、カキツバタが白の目型模様。アヤメは乾燥した草地に生え、カキツバタは湿地に生えるそうですよ。専門的には色々あるのでしょうが、ざっくりこんな感じで覚えてください。
5月になると上旬にはアヤメ、中旬からはカキツバタが開花。その頃には感染症が落ち着いて日常が戻っていて欲しいですね。
さて、最後に前回クイズの答えです。答えは・・♪ドゥルドゥルドゥル♪
④大伴旅人です!
大伴旅人(おおとものたびと)は今回紹介したカキツバタの歌を詠んだ、大伴家持のお父さんです。万葉集といえば家持ですが、なかなかお父さんの旅人も素敵な歌を詠んでますよ。
長い休館中、大伴家の家計図と旅人の歌などもいずれ紹介しますね。
では、本日の問題です。
Q.『万葉集』に12首の歌を残している女性で、絶世の美女であったと言われ、天智天皇と天武天皇が争ったといわれたのは誰でしょう。
①推古天皇 ②小野小町 ③額田王 ④クレオパトラ
本日もお付き合いありがとうございました。次回はムラサキを予定しています。