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20200423

ブログde万葉集と山野草⑤

イタリアでは、病院の屋上から日本人奏者が奏でるヴァイオリンの音色に医療従事者はじめ、感染症の患者さんも

一時現実を離れ心を癒されたと昨夜のニュースで流れていました。

音楽だけでなく、芸術とは心を癒す特効薬なのかもしれませんね。

一日も早く感染症の特効薬が出来ることを願い、けやき館のブログでは心の特効薬を紹介してまいります。

前回お約束したとおり、今日は「ムラサキ」です。

ムラサキは絶滅危惧植物で直径6mm程度の白い花です。染料には根っこの部分を用います。

染色家の吉岡幸雄氏は著書『日本人の愛した色』の中で、「紫が高貴な色と尊ばれるのはその染材となる植物そのものが希少であることに加え、実際に染めるのに大変な手間のかかる色でもるからだ。」と語っています。

聖徳太子の制定した冠位十二階の制度でも最高位の大徳は濃紫の冠と言われています。

さて今回の↑↑歌ですが、大海人皇子(後の天武天皇)が額田王の詠んだ

“あかねさす 紫野行き 標野行き 野守は見ずや 君が袖る”

(現:あなたが袖を振っていらっしゃるのを野守が見ますわ)に答えた歌だそうです。

そして、ここで登場した“額田王”が前回『ブログde万葉集と山野草④』問題の答えです。

天智天皇と天武天皇で争った絶世の美女だったそうですよ。

 

では、本日の問題

Q.奈良の枕詞はなんでしょうか。

①あかねさす  ②たらちねの  ③あをによし  ④ぬばたまの

ヒント:何年か前にドラマのタイトルにもなりましたね。

本日もお付き合いありがとうございました。

ご自宅で過ごされる時間が長くなり、癒しのお手伝いに少しでもなれましたら  :-P HAPPY!

 

 

 

 

 

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