TEL.042-568-0634

開館時間
9:00〜17:00
休館日
第3月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始・臨時休館日

ブログ

20200510

ブログde万葉集と山野草⑨

こんにちは。休館になってから始めた「ブログde万葉集と山野草」も9回目を迎えました。

楽しんで読んでいただけていると信じて、今日も配信いたしますね。

本日ご紹介するのは“ハンノキ”です。

古代「榛」(ハリ)とよばれた「ハンノキ」はカバノキ科の落葉高木です。樹皮と実は染料にし、後世になるとタンニンを抽出して女性の鉄漿(おはぐろ)などにも用いたそうです。

染色家 志村ふくみさんの「一色一生」(講談社学芸文庫)からの抜粋。

釜に湯をわかし、木の皮を炊き出しました。
熱するに従って、透明な金茶色の液が煮あがってきました。榛の木は熱湯の中ですっかり色を出し切ったようでした。(途中略)

それは榛の木の精の色です。
思わず、榛の木がよみがえったと思いました。

色はただの色ではなく、木の精なのです。
色の背後に、一すじの道がかよっていて、そこから何かが匂い立ってくるのです。

「ブログde万葉集と山野草①」でご紹介した桜染めについても、光村図書 中学二年国語教科書 「言葉の力」で

ふくみさんの言葉が載っています。

ご興味のある方は是非ご一読ください。

 

前回の問題の答えです。

万葉集は何巻あるか?正解は20巻です。すべてが統一された体裁ではありませんが、それぞれの巻にはそれぞれの趣があるそうです。ちなみに今回紹介した巻7は辞書風に分類。旅の歌が多いということです。

それでは本日の問題です。

Q.万葉の時代、簡単にできる占いとして人々に好まれた占いはどれでしょうか。

①朝占 ②昼占 ③夕占 ④夜占

Let’s think!

 

 

最新記事

カテゴリー

  • イベントのお知らせ
  • 学芸員の小窓
  • 未分類
  • 館長あいさつ
  • 過去の記事