2020年05月08日
一足早い、企画展「みずほの蝶」のご紹介②
みなさんこんにちは。
今回は企画展「みずほの蝶」について、前回のブログで伝えきれなかったおススメをご紹介します。
まず一つ目は、標本です。
〈身近なチョウ、のぞいてみよう!〉
「身近なチョウ、のぞいてみよう!」では、チョウの標本を近くから見ることができます。
例えば、美しいチョウの代表「ミヤマカラスアゲハ」の標本を見てみましょう。
〈ミヤマカラスアゲハ〉
翅(はね)がキラキラしていますね。
これは鱗粉(りんぷん)といい、チョウの翅にびっしりついています。この鱗粉に光をあてると、もっとキラキラします。けやき館に来たら、ぜひ用意してあるルーペで、光をあててみて見ましょう。
また、右と左、比べてみてください。
どちらも同じチョウなのに、大きさがぜんぜん違いますよね。
これは春型(左)と夏型(右)の差で、成長する時期によって、大きさや翅の色にも違いがでてきます。よーく見ると、標本一つにも見どころがありますね。
次は描かれたチョウです。
〈伊藤知紗さんの絵本の原画〉
温かみのある、かわいらしいチョウですね。
この画を描いたのは、飯能市在住の絵本作家、伊藤知紗さんです。
でも、ただかわいらしいだけではないんです。
伊藤さんは日頃から地元の野山をフィールドワークして、昆虫や自然を観察しています。
ですから、チョウの体や翅の特徴がしっかりと描き分けられています。
また、伊藤さんとお話をしていたら、周りの植物にも気を配って描いているそうです。
実際にご覧になって、色々な発見をしてみて下さい。
今回はここまでです。開館しましたら、ぜひお越しください。