2020年05月24日
一足早い、企画展「みずほの蝶」のご紹介③~図録について~
みなさん こんにちは。
けやき館では、展示の際に図録を刊行することがあります。
今回は企画展「みずほの蝶」に関連して、図録についてお話したいと思います。
〈図録「みずほの蝶」です〉
けやき館では、展示図録は展示のハイライトであり、いつでも手軽に展示を振り返って見られるように心がけて編集しています。
ポイントをいくつか挙げると…
①手にとりやすく
ボリュームのある図録もよいのですが、ちょっと手に取りづらいですよね。そこで、大体16~24ページくらい、オールカラーでまとめています。今回の「みずほの蝶」は20ページです。
これくらいなので、一気に読みきることもできます。でも、好きなところを拾い読みでもよいですよ。それに今回の展示では前期、後期に分かれていますので、一度に見られる図録は便利ですよね。
②見やすく
「みずほの蝶」では、瑞穂町で見られる(見られた)チョウ、75種を写真で紹介していますが、図録では写真を加工して、チョウがアップで見られるようにしています。
展示ではチョウとその周りの環境を見てもらいたいという考えから、周りの木や草などもよくわかる写真を展示しています。
図録では、チョウそのものの姿を見てもらうため、アップの写真を採用するようにしています。
〈チョウの写真も少しアップにしています〉
また、解説文も分量を調整したり、展示解説も構成を変えたりして図録に収めています。これも一冊の図録として読んだときにわかりやすいようにという工夫です。
③実際の展示と図録は違うの?
ちょっと違います。
展示は資料を中心にみて、そこに解説が加わっているというものです。どちらかというと資料重視ですね。
でも、図録の場合は、実際の資料ではなく、写真が主となります。資料と解説を一緒に読んで、理解してもらいたい。どちらも対等な関係です。
また、展示の時には見にくい部分の写真、細かくて入れにくかった解説を入れることもあります。結局は、展示も図録も両方大切ですよということですが、こうした目線で見ると、違った見方ができるかもしれません。
〈解説も見やすく、簡潔に!〉
企画展「みずほの蝶」の図録は、受付で購入できます。値段は200円です。
ぜひ一度手にとってみて下さい。