2018年10月29日
企画展 「吉川緑峰展~画業と足跡~」を開催中
みなさん、こんにちは。
現在、けやき館では企画展「吉川緑峰展~画業と足跡~」を開催しています。
吉川緑峰は江戸時代後期から明治時代に画家として活動し、瑞穂町や埼玉県入間市などに作品を残した人物です。瑞穂町では、福正寺の天井画や吉野岳地蔵堂の天井画を描いた人物としても知られています。
緑峰は特に龍を描くことを得意としていました。また、村人に請われ、恵比寿講などで使うために恵比寿天や大黒天の掛軸なども多く描いたといわれています。今回の展示でも龍の画をはじめ、緑峰の描いた様々な画を展示しています。
吉川緑峰の龍図
そして、今回の展示は副題にあるように、緑峰の足跡にも注目をしています。緑峰はお茶や梨の栽培、水車稼業など、新しい試みを模索していた事業家の側面も持っていました。今回ではこうした事業家の顔を持つ緑峰にも注目してみてください。
展示室の様子
会期中には、11月18日(日)の11時から12時まで、12月1日(土)の14時から15時まで、展示担当学芸員によるギャラリートーク(展示解説)を予定しています。予約なしで参加できますので、ぜひお越しください。
会期は12月23日(日)までです。多くの方々のご来場をお待ちしています。