2021年03月01日
企画展「ひなまつり展2021」のご紹介④
みなさんこんにちは。
企画展「ひなまつり展2021」のご紹介の第4回として、展示室を飾った手作り雛について、そして、展示のきっかけになった作家の渡辺一枝さんの著書『ひなまつり』についてお話したいと思います。
〇手作りの雛
〈コーナーの様子〉
・ふうせんかずら雛
けやき館ボランティアの方が作ってくれた縮緬地のお雛様です。
何といっても、小さいのに、とても手が込んでいます。
渡辺さんは大豆を顔にしていました。
・お茶の実雛
瑞穂ならではのお茶の実雛です。
こちらもボランティアさん作です。
つるし飾りのための着物や端切れを使ってくれています。
・糸巻き雛
糸巻きをお雛様に見立てています。
こちらはみずほ染織伝承会さんの作です。
羊毛フェルトを頭や飾りにしています。
・石ころ雛
石ころだってお雛様になるんですよ。
これはけやき館職員の作です。
河原の石も、味わい深い雛に変身です。
〈渡辺さんの写真とけやき館の手作り雛〉
けやき館で作ったお雛様と渡辺一枝さんの『ひなまつり』に載せられた写真を展示室では飾っています。
『ひなまつり』は、渡辺さんが自身で手作りした雛、各地で集められた雛を写真つきで紹介した本です。
本の中では「私の子どものお節句は、私のつくった人形で祝ってあげよう」という心持ちで雛を作っていたそうです。
お雛様は、実は手近なものなんですよ、という紹介です。