2020年11月15日
企画展「清水家文書展」ギャラリートーク③
みなさん、こんにちは。
穏やかな小春日和のなか、けやき館では「清水家文書展」関連企画として、第3回目となるギャラリートークを行いました。最後となる今回は少し視点を変えて、こんな付録をプリントにして作ってみました。
バーズアイ瑞穂の航空写真に江戸時代の長谷部新田村絵図を調整して重ねたものはすでに作りましたが、今回はさらに百姓たちの開発地を3種類の色別にして重ねました。赤・青・緑の各色で塗りつぶしたタテ長の長方形は、一軒の百姓が所有した土地をイメージしてあります。こんなにタテ長の土地を耕作していたんですね。百姓が所有した土地の面積は、一軒平均1町6反歩(4,800坪、約1.6ヘクタール)とされました。しかしタテの長さは場所により違うので、百姓間で大きな差にならないようヨコの長さ(間口)で調整しました。色の区別は、その間口の違いを表しています。このブログをご覧になっているみなさんも、①~⑤の中で一番広い土地と一番狭い土地は、それぞれ何番になるか、付録を見ながら一緒に考えてみてください。
「清水家文書展」は今月29日(日)まで開催しています。会期が残り少なくなってきましたが、みなさんのご来館をお待ちしています。また展示図録も絶賛販売中です。ぜひお手に取ってご覧になって下さい。最後になりますが、土地の問題の答えです。一番広いのは②、一番狭いのは③になります。