2021年10月21日
企画展「瑞穂の狭山茶」開催しています
10月9日(土)より、秋の企画展「瑞穂の狭山茶」が開催されています。
〈企画展「瑞穂の狭山茶」の展示室内〉
この地域では、お茶といえば狭山茶で、瑞穂町も狭山茶の生産地の一つです。
狭山茶の歴史は江戸時代後期、二本木村の吉川温恭(よしずみ)と坊村の村野盛政によって始められます。
吉川温恭は現在の入間市宮寺、村野盛政は瑞穂町駒形富士山の出身で、二人の創意工夫によって狭山茶は始まりました。
以来、約200年の歴史を受け継いでいます。
〈吉川温恭についての資料もあります〉
今回の展示では、狭山茶の誕生から、どのように村の中にお茶が根付いたのか、史・資料やお茶の道具から紹介しています。
少し難しい内容かな、と思う方もいるでしょう。そんな方にこんな絵を紹介します。
〈関谷和さんの絵〉
この絵は、関谷和さんという元狭山村(現在の瑞穂町と入間市)出身の方が描いた絵で、戦前・戦中の頃の村の様子を思い出して描いています。
家の周りには、お茶の木があります。家の境や畑の境にこのようにお茶は植えられ、家の分のお茶にしていたそうです。お茶って本当に生活に密着していたんですね。
ギャラリートークは10月30日(土)、11月13日(土)の14~15時まで、企画展示室にて行う予定です。こちらも是非ご参加ください。