2021年04月18日
初めての人向け古文書を読み解く
みなさん、こんにちは。
連続講座「初めての人向け古文書を読み解く」が行われました。
毎年実施している講座で、初心者向け古文書講座として、一つの文書を読み解きながら、読み方や書かれた時代背景などを紹介します。
今回のテキストは、長谷部新田の文書の中から、長谷部新田と東善院・下師岡新田との争論文書でした。とても長文で、内容も多岐にわたります。
〈文書の冒頭部分〉
講師は、第1回目(3月28日)、塩島清志さん(瑞穂古文書を読む会代表)が古文書の基礎と文書の導入部分
〈塩島さん〉
第2回目(4月10日)、植木聖子さん(瑞穂古文書を読む会)が争論文書の中盤
〈植木さん〉
第3回目(4月17日)、小山都さん (瑞穂古文書を読む会)が争論文書の終盤
〈小山さん〉
今回のテキストは、引寺(ひきでら)騒動が争点の中心で、村に新しく寺を移してこようとする長谷部新田側(一村一ヶ寺)と、それに反対する東善院側という構図で争論が進んでいきます。
長い文書を丁寧に字や用語に触れつつ、地域の歴史について解説していただきました。
3回にわたってありがとうございました。
6月13日(日)には、講師を務めていただいた塩島清志さんに「新田場の引寺騒動」と題して、温故知新の会でご講演いただきます。
今回の争論文書も使われるということですので、興味のある方はぜひこちらの講演会にも参加してみてください。