2019年11月03日
第114回囲炉裏端で語る昔話
みなさま こんにちは
文化の日、あちらこちらで文化祭や行事がおこなわれ、さまざまなイベントに参加された方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
けやき館では館内にある 瑞穂の民家 にて、囲炉裏端で語る昔話「ハイカイ屋って何?」が行われました。
俳諧?徘徊?正解は、“灰買い”です。
かつて、家庭で出る灰を買い集めて肥料等用に小売する仕事をしていた家のことを“灰買い屋”と呼んだそうです。
他にも、“ろうや”(蝋屋:燃えて溶けた蝋を買い集めて、新しい蝋を作って売る)
“ぼうや”(棒屋:農機具の持ち手などの棒を作る)などもあったそうです。
瑞穂にも現在の商売とは関係なく、灰屋、かさ屋、下駄屋など屋号で親しまれている家があるそうです。
昭和30年代電化製品の普及によって、日本人の生活様式は激変します。
それに伴い、生活に関わる言葉も変化したり消えていったりしました。
おひつ、へっつい、たらい、御御御付け…、
聞き手からもどんどん懐かしい話が出てきて楽しい囲炉裏端でした。
おまけ:西武線は昔“おわい”を運んでいたので“おわい電車”と呼ばれていたので、黄色いのだとか…おわいって?
次回の囲炉裏端で語る昔話は、11月24日(日)「横田基地あれこれ」③ 語り部は宮坂勝利氏です。
みなさまのお越しをお待ちしております。
←語り部:関谷忠氏
↓聞き手も参加して楽しく語り合いました。