2018年03月20日
第18回狭山丘陵市民大学
みなさん、こんにちは。
3月17日(土)、東大和市立郷土博物館にて、第18回狭山丘陵市民大学の初回となる講演会を開催しました。
狭山丘陵市民大学とは、狭山丘陵について理解を深めていただくため、東村山市・東大和市・武蔵村山市と瑞穂町が合同で行っている勉強会・見学会で、今年は「狭山丘陵の遺跡と地形」というテーマで、全5回(講演会と見学会)で実施します。
今回はその初回として、文化財保存全国協議会全国委員の井口直司さんに「狭山丘陵と縄文時代」というテーマでご講演いただきました。
狭山丘陵の地形の成り立ちと、縄文時代の遺跡のあり方等について踏み込んだ解説をしていただきました。狭山丘陵の地形の形成には、海による侵食が大きく作用していたこと、その地形は縄文時代の遺跡の分布と大きく関わっていたことなど、大変スケールの大きい内容となりました。これから各市町の遺跡を実際に見学するにあたり、とても参考になるお話を聞くことができました。
次に、会場となった東大和市立郷土博物館の近くにある八幡谷戸遺跡の遺跡の跡地を見学しました。
遺跡のある神社付近からの眺めはとても良く、縄文の人たちもこうした風景を見ていたのかもしれないと感じる眺望でした。
見学会の様子(八幡神社より)
4市町あわせて約50名という大規模な見学会でしたが、みなさんそれぞれに興味を持って見学されていました。
今後は各市町の見学会となり、第2回目は4月21日(土)、瑞穂町の遺跡と地形を見学します。今回のイベントはすでに予約が終了していますが、来年度以降も継続しますので、興味のある方はぜひお申し込みください。
お待ちしています。