2019年03月10日
第96回けやき館温故知新の会「面白い江戸の雑学」
みなさん、こんにちは。
本日、けやき館の多目的室にて、第96回けやき館温故知新の会「面白い江戸の雑学」を開催しました。
今回の講師は、瑞穂古文書を読む会の小林良久先生です。江戸時代という、今とは異なる時代の庶民の生活のあれこれについて、当時詠まれた川柳などを交えつつお話なさいました。
講師の小林先生
例えば、江戸時代のお金について。
江戸時代は金貨、銀貨、銭貨の三本柱で、なおかつ物価や貨幣が変動するという複雑なものでした。ちなみに、小林先生の試算によると、お米一石(金一両)は今の価値で63,000円くらいということでした。ただし、同じ一両といっても、大工さんの給料や武士の給料ではそれぞれ異なってきます。
説明をする小林先生
また、江戸の長屋についても、裏長屋は六畳程度(奥の座敷で四畳半)。なかなか小ぢんまりとした生活ですね。また、トイレは共同で、下肥として活用されていたとのこと。無駄がありませんね。
質疑の時間では、お金の価値に関して、日頃思う江戸の生活についての疑問など、小林先生と活発なやりとりがありました。参加した方も興味深かったようで、たくさんの方に聞いていただけました。
次回の郷土歴史講演会は、3月24日(日)にJAにしたま花卉部会瑞穂支部のシクラメン農家の方々による「みずほ育ち シクラメンのひみつ」となります。
ぜひご参加ください。