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開館時間
9:00〜17:00
休館日
第3月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始・臨時休館日

ブログ

20171019

楽器の分解・組み立てワークショップ!サックス編&楽器のお医者さんミニ相談会

みなさん、こんにちは!

10月15日(日)、けやき館の多目的室にて「楽器の分解・組み立てワークショップ!サックス編」を開催しました。

今回は、楽器調整師の渥美順平さんをお招きし、サックスをリアルタイムで分解、組み立てをしていただきました。

更に!今回はなんと、耕心館館長も壇上にあがり、渥美さんと高橋館長による楽器トークも行いました♪

楽器トークの様子がこちらです。

高橋館長が音程について説明する傍ら、渥美さんが真剣な面持ちでサックスを分解・調整しています。

高橋館長の話によると、音程の高低は塞いでいる音孔(おんこう)の数によるとか。

塞いでいる数が少なければ音は高くなり、塞いでいる数が多ければ低い音になるとのこと。

たしかに、リコーダーも塞いでいる数が多いほど低い音がでますよね。

 

続いて、組み立てをしている様子がこちら。

(渥美さんの手元を壁に投影して、分解・組み立ての様子をリアルタイムで見られるようにしてあります。)

楽器の分解・組み立てをリアルタイムで見られるのって珍しいですよね。

ご参加いただいたお客様も食い入るように画面を見ていました。

 

ところで渥美さんが分解・組み立てをしているこのサックス、誰のだと思いますか?

実はこのサックス、高橋館長の私物なんです!

高橋館長、なんと昔はプロサックス奏者として活躍していたとか!

渥美さんが分解し、調節し、組み立てたサックスで高橋館長が演奏している様子です。

皆さん、高橋館長の演奏に聞き惚れていました。

 

そして、ワークショップ終了後には楽器のお医者さんミニ相談会を実施。

このコーナーではお客様に楽器をお持ちいただき、渥美さんに楽器の診察していただきました。

楽器をお持ちでないお客様も、興味深そうにご覧になられていますね。

相談するお客様も、相談に応じて調整する渥美さんも真剣そのもの。

お二人とも楽器をとても大切にしているのが伝わってきました。

 

そして、そして・・・余談ではありますが、

今回、出演していただいた渥美さんと高橋館長は、高橋館長がプロだったときからのお知り合いだとか。

これはツーショットで写真を撮らなければ!とお願いしたところ、お二人とも快く引き受けてくださいました。

お二人とも、旧知の仲ということもあり、時々冗談を交えながら、和やかな雰囲気での開催となりました。

ご参加いただいたお客様、出演していただいた渥美様、誠にありがとうございました。

今回ご参加いただけなかったお客様も、10月21日(土)まで、特別展「楽器解剖展」を開催していますので、是非、けやき館にお越しください。

 

職員一同、お待ちしています。

 

20171014

囲炉裏端で語る昔話

皆様、こんにちは。

瑞穂町郷土資料館、けやき館です。

10月14日(土)、囲炉裏端で語る昔話が行われました。

『激動の満洲体験記』、語り部は奥山  秀峰氏でした。

6歳から11歳までを満洲(新京・鶏寧)で過ごした自身の経験を話されました。

また、残留孤児帰還に尽力し、「残留孤児の父」と呼ばれた山本  慈昭さんの事跡に

ついてもお話くださいました。

資料の配布もあり、詳しく知ることができたのではないでしょうか?

参加者が15名と多く、いつもは瑞穂の民家で行う昔話を会議室で行いました。

次回は、10月22日(日)10:15から

『横田基地の家族と日本人』

語り部は、志村  富江氏です。

皆様のご参加をお待ちしております。

20171011

楽器解剖展

こんにちは。

けやき館では10月7日(土)から楽器解剖展が始まりました。

きれいな音色で楽しませてくれる身近な楽器が分解展示されています。

普段は見ることのできない楽器の中をのぞきにいらしてください。

子供向け工作スペースもあり、色々な音が出る楽器を作ることもできます。

こちらが子供向け工作スペースの様子。

背中から一生懸命、工作している様子が伺えますね。

 

いったい何を作っているのでしょう??

気になる方は是非、けやき館にお越しください♪

楽器解剖展では、ほかにもイベントをご用意しています。

10/15(日)には管楽器調整師‘渥美順平’さんと元サックス奏者で耕心館館長

による楽器トーク「楽器の分解・組み立てワークショップ!サックス編」と、

管楽器についてお悩み相談会「楽器のお医者さんミニ相談会」が開催されます。

どちらもお電話での予約受付となります。

是非、ご参加くださいませ。

楽器解剖展は10月21日(土)まで開催します。

芸術の秋に違った角度から音楽にふれてみませか?

20171011

第61回 温故知新の会 ~瑞穂の助郷紛争~

9月24日(日)に瑞穂古文書を読む会の塩島清志さんを講師にお迎えし、

第61回の温故知新の会を開催しました。

今回の講演会のタイトルは「瑞穂の助郷紛争」。

みなさん、「助郷」ってご存知ですか?

江戸時代、宿場は人の宿泊場所としての機能だけでなく、

幕府公用の旅人の荷物を次の宿場まで送り届ける役割(継立業務といいます)も担っていました。

幕府は各宿に一定数の人馬を常備するよう義務付けていましたが、参勤交代制の確立などにより、

交通量が増大し、人馬の数が足りなくなっていきます。

そこで、宿場の人たちは近隣の村々から人馬を集めることにし、

それを制度化したものを「助郷制」というそうです。

瑞穂町にはかつて「箱根ケ崎村」という宿場町として栄えた村があったのですが、

箱根ケ崎村も例に漏れず人馬を集めなければなりませんでした。

箱根ケ崎村は近隣の石畑、殿ケ谷、岸(現武蔵村山市)の3村に人馬提供の応援を頼んだのですが断られ、

訴訟に発展し、その紛争は4ヶ月続いたそう・・・。

今でもその訴訟に関する記録が古文書として残っていて、

その資料を基に、塩島先生が講演会を行ってくださいました。

最初‘助郷紛争’と聞いて、私のようなものは???でしたが、

難しそうな内容をわかり易く講演してくださいました。

温故知新の会では10月に絣板や、東京狭山茶の手もみ実演なども開催します。

秋の休日、郷土の産業、文化に触れてみませんか?

 

 

20170930

職場体験の受け入れを行いました

みなさん こんにちは! 学芸員のセキヤです!

 

スタッフブログ「学芸員の小窓」をご覧いただき、誠にありがとうございます!

栄えある第一回目を担当させて頂くことになりましたので、ご清聴、よろしくお願いいたします。

 

さて、去る9月4日から9月8日までの5日間、瑞穂中学校の生徒さんが当館で職場体験を行いました。

これは、実際に働く人々の知識や技術に触れ、そのことによって学ぶことの意義を理解したり、自分の意思で進路を選び、決定する態度や意欲などを培うための取組で、町内の2つの中学校で行われてます。

毎年、当館を体験の場のひとつとして選んで頂いています。

今回も喜んで受入れをさせて頂き、全職員で温かく対応させて頂きました。

 

今回体験を行ったのは、3名の生徒さんです。

初めにけやき館や瑞穂町の概要について学び、そのあとで資料の調査や整理、企画展の準備や片付け、来館者に対する接遇など、様々なメニューを体験しました。

ここでは、私が担当した2日目のひとこまをご紹介いたします。

 

この日の午後は、考古資料の整理作業です。

瑞穂町には旧石器時代や縄文時代などの遺跡が数多くあり、様々な遺物がたくさん出土していますが、この日は、館が収蔵している未整理の土器や石器の洗浄作業を行いました。

 

遺物の中には非常にもろいものもあるため、洗浄の際には特に注意が必要です。

初めて経験する生徒たちは、最初は戸惑った様子でしたが、ブラシを上手に使いながら、丁寧に作業をしていました。

 

土器は煮炊きや貯蔵のほかに、亡くなった人を埋葬する際に使用されたりもしたことや、また、時には土器の表面に縄文人の指紋が残っていたりすることなどを伝えると、みな洗う手を止め、驚いた様子で小さな土器の破片をじっと見つめていました。

 

数千年も前の人間が作ったものが、今、自分の手のひらにあるのですから、きっといろんな感情がよぎったに違いありません。(生徒のみなさん、そのドキドキを絶対忘れないでね!)

 

洗浄が終わったら、今度は土器の記録です。今回はスケッチに挑戦してもらいました。方眼紙の上に土器の破片を置き、鉛筆で文様を写していきます。

 

土器にはひもや木の棒、細い竹などを使って様々な文様が描かれていますが、この作業を行うと、それまでは気が付かなかったいろいろな“顔”を発見することができます。

生徒たちの手元を覗き込むと・・・うまい、うまい! それぞれの土器の特徴をとても上手に表現できています!

これまでよりググッと「縄文人の世界」に近づいたんじゃないかな?

 

最後に、黒曜石を“体験”しました。

黒曜石は火山岩の一種で、関東地域では、長野県の和田峠や神奈川県の箱根などで産出されます。

ガラスのような性質をもっていることから、旧石器時代や縄文時代に槍先や矢じりなどの材料として使われました。瑞穂町の遺跡からも数多く発見されています。

生徒たちは、この石材のサンプルを使ってその切れ味を体験しました。

破片の先端を新聞紙にあてて引くと、力を入れなくてもスパスパと簡単に切れ、みな、「オーッ!スゴーイ!」と驚きの声!

初めての体験に、目を丸くしていました。まだ金属の刃物が無かった太古の人々にとって、まさに“夢の石材”であったことを、きっと実感したことでしょう。

 

体験最後の日、生徒さんたちとお別れの挨拶を交わしましたが、「普段、表から見えないところでいろんな仕事があることを、この体験で初めて知りました。」と口々に述べていました。

この職場体験は、中学生にとって様々なことを学び、身につける大切な取組ですが、私たち学芸員にとっても、とても大切な機会なんです。

 

博物館には専門的な作業を行うための学芸員が必要ですが、若い世代の方々が学芸員の仕事に触れ、興味を持ってもらうことは、将来の学芸員の育成にとって大変重要なことです。

この職場体験がきっかけで学芸員を目指すことにした、なんていう生徒さんが現れれば、こんな素晴らしいことはありません。

 

生徒さんたちは、5日間を通して大変真剣に取り組まれていて、礼儀やマナーもとてもすばらしく、来館者にとても良い印象を与えていました。

短期間でしたが、この職場体験によって町の魅力を再発見したのではないでしょうか。

この経験によって、自分たちの郷土を愛する心、誇りに思う心がもっともっと深く、大きくなれば!!と、職員一同、心から願っています。

 

今回は、中学生の職場体験のひとこまを紹介しました。

体験をした生徒さん、お疲れ様。今度はお友達と一緒に、気楽な気持ちで遊びに来てくださいね。

お待ちしていま~す!

20170930

「学芸員の小窓」あり〼!

みなさん こんにちは!

「けやき館 スタッフブログ」へようこそ!

このたび、スタッフブログ内に新しいカテゴリーが増えました。

その名も…「学芸員の小窓」!

 

・・・え、学芸員ってなに?

という声も聞こえてきそうですが、文部科学省によると

「学芸員は、博物館資料の収集、保管、展示および調査研究その他これと関連する事業を行う「博物館法」に定められた、博物館におかれる専門的職員」

(出典:文部科学省「学芸員について」より)

と説明されています。

資料の収集、保管、展示および調査研究?具体的に何をやっているの?

と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

学芸員の仕事は多岐に渡ります。企画展示の準備作業をしたり、資料を整理したり。時には外へ出て様々な調査をしたり、資料を寄贈してくださる方のお宅に伺ったりもします。

 

学芸員を知らない人、知っているけどどんな仕事をしているか知らない人、はたまたこれから学芸員を目指す人、もしかしたら現職で学芸員をされている方…。

「学芸員の小窓」はそんな方々に向けて、当館学芸員の仕事をちょこっとだけお見せします(ちょこっとだけなので「小窓」と名づけました!)。

 

左のカテゴリー欄から「学芸員の小窓」を選択すれば、

学芸員が自ら書いた記事だけが読めますので、是非チェックしてみてください。

 

これから少しずつ、記事をアップしていきますので、

学芸員の仕事を知ってもらい、興味・関心を持っていただけたら嬉しいです。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

20170930

囲炉裏端で聞く昔話

囲炉裏端で聞く昔話(炉辺夜話より)、第69回~昭和の家族構成~

語り部に関谷環さんをお迎えし瑞穂の民家で開催されました。

語り部の関谷さんを中心に、あちらこちらから楽しい笑い声や 、‘そうだった。そうだった。’という囁きが聞こえたり

今回も和気あいあいとした雰囲気に時間はあっという間に過ぎてしまいました。

次回は10月14日(土) ‘激動の満州体験記’ 語り部は奥山秀峰さんです。

20170929

囲炉裏端で聞く昔話

~射撃場ができた頃から米軍が使用するまで~

9月17日、吉岡勝雄さんを語り部に囲炉裏端で語る昔話が開催されました。

当日は台風の影響で荒れ模様のお天気でしたが、34名という沢山の方にお越しいただき用意した座布団が足りなくなるほどでした。

ひと月に2回、瑞穂の民家囲炉裏を囲んで語り部の方と聞き手の皆様が懐かしい話に花を咲かせる時間。

炉辺夜話に是非足を運んでみませんか?

次回は9月30日(土)。関谷環さんを語り部に開催いたします。

 

20170925

殿ケ谷の神輿~平成の大修理完成記念~

 

9月10日から始まった殿ケ谷の神輿展。

ご覧になりましたか?

現在、ガイダンスホールでは、殿ケ谷の神輿(実物)を展示しています。

修理を終え、お化粧直しをしたお神輿がガイダンスホールに飾られています。

お神輿があるとなぜか心がうきうきしてくるのは私だけでしょうか?

耳をすますと威勢のいい掛け声が今にも聞こえてきそうです。

ところで、このお神輿、2mを越す高さなのですが、どうやって搬入したと思いますか?

実は・・・

人の手で運び込んだんです!

当日、殿ケ谷有財産管理委員会・殿ケ谷自治会・殿ケ谷まつり社中の方々が搬入のお手伝いをしてくださったのですが、天井の高さの都合上、担ぐこともできず、下から掬い上げる形での搬入。

みなさん、掛け声を掛け合いながら運び込んでくださいました。

ご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございました!

また、企画展示室では殿ケ谷神輿の修復の様子、完成したお神輿を町内の方々が手袋をはめて丁寧に飾る姿などをDVDで紹介しています。

殿ケ谷の神輿展は9月30日まで。お神輿の展示は、好評につき11月10日まで延長します。

祭り好きの方!是非お越しください。

 

 

20170925

10万人達成の木

ご来館の皆様のメッセージで10万人達成の木が完成しました。

8月20日のブログで、けやきの枝にメッセージ入りの葉を貼ってくださいとお願いしたところ、

沢山の温かいメッセージの葉が枝を賑やかに飾ってくれました。

皆様、ご協力ありがとうございました。

今月30日迄メッセージを受け付けておりますので、是非お越しください。

 

 

 

 

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