2021年05月20日
Re 万葉集と山野草 ~つきくさ~
以前、当館で講演してくださった気象予報士 佐藤公俊さんが置いていかれた “日本の365日季節の道しるべ” マガジンハウス刊の5月19日の欄には、東風(あゆ)という言葉が紹介されています。
『東風(あゆのかぜ)いたく吹くらし奈呉の海人の釣りする小舟漕ぎ隠る見ゆ』は万葉集の大伴家持の歌。東風とは北陸地方で使われる言葉で初夏から盛夏にかけて吹く東風で海を荒らす風だそうです。
この歌を詠んだ大伴家持の妻が今日紹介する、大伴坂上大嬢です。