TEL.042-568-0634

開館時間
9:00〜17:00
休館日
第3月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始・臨時休館日

ブログ

20240226

爲國さん家の雛飾り②

こんにちは。

今回も開催中の企画展「ひなまつり展2024」より、「爲國(ためくに)さん家(ち)の雛飾り」の一部を紹介します。

前回は郷土人形について取り上げましたが、今回は伝統工芸を用いた雛飾りです。

地域の特産品と雛飾りが合わさるといっても、想像しにくいかもしれませんが…。

 

伊賀組紐と結びついた、組紐雛です。

伊賀の組紐は和装の帯締めなどに用いられる三重県の伝統工芸品です。現在は帯締めだけではなく、ストラップやキーホルダーといった小物としても人気があるそうです。

 〈組紐雛〉

 

「ガラスの街」小樽では、ガラス雛です。

男雛・女雛はもちろん、ぼんぼりや菱餅までガラス細工で作られています。

小樽では、北海道で必需品だったガラス製の石油ランプの製造が盛んで、後に工芸品としてのガラスの街となったとされます。

小樽ならではの雛飾りといえるでしょう。

〈ガラス雛〉

 

こちらは丸いお雛様ですね。卯三郎こけし雛です。

卯三郎こけしは、群馬県榛東村出身の岡本卯三郎によって始められた創作こけしで、創作こけしやキャラクターこけしなども制作しています。

少し、郷土玩具として紹介した「大内人形」も思い出させますね。

〈卯三郎こけし雛〉

 

地域の伝統産業・伝統工芸とも結びつく雛飾り、奥が深いですね。

20240223

「瑞穂の匠」作品展より②

こんにちは。

企画展関連展示「瑞穂の匠」より、引き続き見どころを選んでお伝えします。

今回は押し花アート町田友一さんの作品を紹介します。

まずは「五箇山の合掌造り」です。

〈五箇山の合掌造り〉

富山県南砺市にある合掌造りは、江戸時代より続く伝統を持ち、世界遺産に登録されています。

全体を見ていただいた後、ぜひ近寄って見て欲しいと思います。

〈五箇山の合掌造り 屋根付近〉

屋根は里芋の皮を使用しているとのことです。

他にも山並みやお庭も押し絵を使って表現されています。

続いて「残雪の渓谷」です。

〈残雪の渓谷〉

霞のかかる春の渓谷を緑豊かに表現しています。

〈残雪の渓谷 左側の森林〉

やはり近寄ってみると…、とても細かいですよね。

実は押し絵アートは材料集めが大変とのことです。作品を考えたら、各地に行って、構図に見合った素材を入手するのがまず大変なのだそうです。

雰囲気がガラッと変わって、「クリスマスローズ」。

〈クリスマスローズ〉

クリスマスローズの花をたくさん入れ、華やかな作品となっています。

普段目にするクリスマスローズと比べて印象はいかがでしょうか。

20240222

爲國さん家の雛飾り①

こんにちは。

今回は開催中の企画展「ひなまつり展2024」ついて紹介します。

企画展では、「爲國さん家の雛飾り」として、爲國翠子(ためくに みどりこ)さんよりお借りした雛飾りの展示をしています。

特徴は、とにかくいろいろな雛飾りがあるということです。

 

 〈松本押絵雛〉

こちらは長野県の松本押絵雛です。

松本押絵雛の歴史は、江戸時代、武家の女性の趣味や習い事として始まったとされています。

顔が面長の浮世絵風で、立体感を出して作られています。

〈流し雛〉

こちらは鳥取の流し雛。旧暦の3月3日、用瀬(もちがせ)の千代(せんだい)川に流します。

雛祭りの原型は、自らのけがれを川に流すという行事にあったとされています。

そんな昔を感じさせてくれます。

〈大内人形〉

これは山口県の大内人形で、漆が塗り重ねられています。

山口県山口は小京都と呼ばれますが、こんなエピソードがあります。

大内家24代弘世(ひろよ)が、京より迎えた美しい姫があまりに都を恋しがるので、都から人形師を呼び寄せ、大内御殿の一室を人形で飾って慰めたという話です。

実否はさておき、郷土玩具として歴史が感じられます。

 

ひな祭りというと、段飾りを思い浮かべがちですが、各地にも目を向けるとさまざまな形、祝い方があることに気づかせてくれます。

そして、こうした雛飾りを集める熱意に驚かされます。

「ひなまつり展2024」は3/5(火)まで開催されています。ぜひお越しください。

20240220

「瑞穂の匠」作品展より①

こんにちは。

企画展関連展示「瑞穂の匠」より、見どころを選んでお伝えします。

今回は、木目込み人形の山﨑泰子先生(雅号 真壽妥)の作品より、「松浦屏風」を紹介します。

 

  〈松浦図屏風 全体〉

 

この作品の元となるものは、江戸初期に描かれた屏風で、風俗図屏風として有名な作品です。

キリシタン文化の影響を受けた異国情緒ただよう作品で、屏風という平面の作品が、見事に立体になって表れています。

〈髪梳き〉

 

豪華な衣装に身を包んだ遊女たちが、三味線を弾いたり、恋文を書いたり、カルタ遊びをしたりしながら思い思いの時間を過ごしています。

〈カルタ〉

 

道具も一つ一つ丁寧で、細部まで楽しめます。

〈タバコ〉

この他にも様々な作品がありますので、ぜひご覧ください。

20240220

つるし飾りデモンストレーション

みなさんこんにちは。

開催中のひなまつり展2024・瑞穂のつるし飾りについて、その一部をお伝えしていきます。

企画展示室の一角で、つるし飾り制作のデモンストレーションを行っています。

〈デモンストレーションの様子〉

今年のテーマは「みかん」。けやき館ボランティアのみなさんが解説を交えながら制作をされています。

↓ みかんの皮の表布と裏布を中表に合わせ、縫い合わせているところです。

〈表布と裏布の合わせ縫い〉

そしてアイロンをあてて、割ります。

〈アイロンあて〉

〈みかん 完成〉

みかんの型紙もボランティアさんが作っているものです。館内のアンケートに答えてくださった方には、実寸大型紙も差し上げています。

デモンストレーションは、毎日11時~12時まで、3月5日(火)まで実施予定です。

興味のある方は、ぜひ立ち寄って気軽にお話してください。

20240217

耕心館・けやき館共催企画「第18回 瑞穂のつるし飾り」が始まりました

こんにちは けやき館です。

耕心館・けやき館共催企画「第18回 瑞穂のつるし飾り」が賑々しく始まりました!!


両館のボランティアさんによる心のこもったつるし飾りを中心とした企画展です。
今年の新作2024年の干支「辰」は耕心館に、瑞穂町公式キャラクター「みずほまる」のモチーフとなった「たぬき」と「多摩だるま」をけやき館に展示しています。


ほかにも「瑞穂の大傘」や「くす玉」「七宝まり」「みずほちゃん」などなど…見どころがいっぱい!
毎日11時からは、つるし飾り“みかん”作りのデモンストレーションもございます。

けやき館では「けやき館企画展 ひなまつり展2024」と「瑞穂の匠」も同時開催しており、イベントも盛りだくさん!!

3月5日(火)まで開催。会期中は無休、けやき館は9~17時(耕心館は10~21時)まで開館。

是非是非みなさまお誘いあわせの上お越しください。お待ちしております。

 

詳しくは、けやき館ホームページをご覧ください。

https://www.mizuhokyodo.jp/

けやき館のinstagramもチェックしてね!!

20240217

第19回「古民家で楽しむ紙芝居」

みなさんこんにちは。
昨日から瑞穂のつるし飾りが始まり、館もにぎやかな季節になりました。
今日は、常設展示室 瑞穂の民家で「古民家で楽しむ紙芝居」を開催しました。

1作目は「お山の六本松」で、オリジナル紙芝居です。
昔むかし、殿ケ谷地区にある六本松はどこからでも見える、村のシンボルでした。

でも、村にお寺を建てること になり、どうしても六本松が必要になり…。

〈お山の六本松の様子〉

 

2作目は「ないしょのゆきあそび」です。
さるのおちゃる、きつねのきっつんが雪が降ったら雪合戦をしようと約束をします。
その後、くまのぽんぽも加わって3人で雪遊びをすることになり…。

〈ないしょのゆきあそびの様子〉

 

「古民家で楽しむ紙芝居」全10作品は、YouTubeでもご覧いただけます。

次回の開催は5月18日(土)の予定です。どうぞお楽しみに!

20240217

第106回親子折り紙教室

皆さん、こんにちは。

つるし飾りが始まり賑やかなけやき館です。

今日は折り紙教室を開催しました。

お題は「ひな人形と花つばき」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回は3月16日(土)、「祈りの花~能登半島の人々に~」です。

皆さんの参加をお待ちしています。

20240213

米粉でティラミス&フォンダンショコラ

こんにちは。
本日2月13日(火)は、けやき館お料理企画「米粉でティラミス&フォンダンショコラ」を開催しました。
当初の開催予定日は2月6日(火)でしたが、雪のため本日に延期となり、待ちに待った開催となりました。

講師は、米粉美スイーツアドバイザーの松尾亜耶さんです。
立川市を中心に活動されていて、瑞穂町の他施設でも何回も教室を開催されている人気の先生です。
ご縁があり、けやき館では初めてのお教室となりました。

小麦の代わりに米粉、砂糖の代わりにメープルシロップ・きび砂糖・甘酒など、体に良いものを使い作る、バレンタイン向けのスイーツです。
松尾先生のわかりやすい説明とご指導で、とっても美味しそうなティラミスとフォンダンショコラが出来あがりました!!
「お家でも作ってみよう」とか「また参加したい」など嬉しいお声がたくさんあり、皆さんにご満足いただくことが出来ました。

松尾亜耶さん、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

20240212

第200回囲炉裏端で語る昔話

みなさまこんにちは

「囲炉裏端で語る昔話」シリーズ、今回で200回を迎えました。

たくさんの方々に様々なテーマで、お話しして頂いたり、演奏していただいたり、

日曜日の朝のひとときを皆さんと過ごしてまいりました。

200回目のお話は、栗原増夫さんによる「元狭山の昔話⑦」でした。

「働かざる者食うべからず」

学校の勉強をするより、お家の仕事を手伝った方が褒められた時代

のお話をしていただきました。

次回の囲炉裏端で語る昔話は、

2月18日 10時15分~ 「昭和の長岡②」語り部:平山和治さんです。

みなさまのお越しをお待ちしています。

 

 

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