2021年10月31日
特別展「和紙の灯り展―なごみの灯り―」
10月31日(日)より特別展「和紙の灯り展―なごみの灯り―」が始まりました。
日本の伝統的な和紙を使い作られた“なごみの灯り”は、世田谷区奥沢にあるアトリエPAPERMOONの先生と生徒さんたちによって制作されました。
本展では生活をより豊かにし、季節や気分で楽しく彩る「灯り・照明」を展示しています。どの作品もとても暖かみのある作品となっています。
好きな色や形のものに囲まれ、心地よく過ごすためのツールとしての「灯り」をお楽しみください。
12月5日(日)には、冬野先生を講師に迎えワークショップ「大人可愛い 和柄のツリーライト」を開催します。
ご自身でお気に入りの灯りを制作してみてはいかがでしょう。
特別展「和紙の灯り展―なごみの灯り―」は、けやき館2階 展示ギャラリーにて 12月26日(日)までの開催です。
けやき館のブログ、instagramも見てくださいねぇ。
2021年10月31日
企画展「瑞穂の狭山茶」ギャラリートーク
みなさん、こんにちは。
今日は企画展「瑞穂の狭山茶」の関連企画、ギャラリートーク(第1回目)を開催しました。
狭山茶というと、入間市や所沢市といった埼玉県を思い浮かべる方が多いと思います。
でも、狭山茶の祖といわれる吉川温恭と村野盛政は、現在の入間市宮寺地区と瑞穂町駒形富士山地区の出身で、瑞穂町も狭山茶の誕生に関わっているといえるでしょう。
〈ギャラリートークの様子〉
今回の展示解説では、狭山茶の誕生に関わった吉川家についてお話しました。
吉川温恭は村の有力者であるとともに、宮大工として江戸にもよく通っていたといわれています。江戸市中での流行りや人気のある物産についても詳しかったと思います。
また、村野盛政も剣術の達人だったと伝えられ、諸方に出かけていたと思われます。こうした二人によって、製茶の工夫が重ねられ、「狭山出産之宇治製茶」が作られていくのです。
ただ、二人の功績はそれだけではありません。
地域の産業として根付かせるための努力を欠かさなかったのです。
吉川家の史料を紐解くと、吉川家(温恭と息子の達徳)が教えた茶の伝習者は30名を超えます。
入間市域や瑞穂町域、八王子や国分寺など、多くの人に伝習し、狭山茶製法を広く伝えました。
こうした地道な努力によって狭山茶の名は知られるようになります。
〈お茶の伝習者たち〉
今回のギャラリートークでは、お茶屋さんもいらっしゃっていました。
展示資料をみて、お茶屋さんならではのお話も聞かせていただきました。
〈お茶屋さんから実体験に基づいた話も〉
今後の企画展の関連イベントは、11月13日(土)、2回目のギャラリートークを行います。
また、温故知新の会として11月21日(日)、「資料にみる狭山茶」を開催します。こちらは企画展と少し切り口を変えてお話したいと思いますので、ぜひご参加ください。
2021年10月27日
2021 Halloween
読書の秋、芸術の秋・・・皆様はどんな秋を過ごされていますか?
好評(?)のミニ展示は現在Halloweenです。
ご来館の際はHalloweenの飾りを前に写真を撮ってくださいね。
お待ちしております。
2021年10月24日
第158回温故知新の会「山里・古道歩きガイド 石碑・石仏を訪ねて」
本日、けやき館では第158回温故知新の会「山里・古道歩きガイド 石碑・石仏を訪ねて」を開催しました。
講師は、はむら自然友の会代表の岡﨑学さんに行っていただきました。
近隣地域の山里歩きで出逢う石造物についての建碑の経緯やエピソード、近隣地域にある馬頭観音・庚申塔についてもお話をしていただきました。
《講師の岡﨑学さん》
まとめには、自身で「歩くこと」と「好奇心」を持つことだそうですよ。
次回の温故知新の会は、郷土歴史講演会「石畑の共有地売却事件~文書類従・解題~」です。
2021年10月24日
第153回囲炉裏端で語る昔話
みなさん」 こんにちは
秋らしい爽やかな日曜日、いかがお過ごしですか?
食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋、2021年みなさんの秋はどんな秋ですか?
本日のけやき館「囲炉裏端で語る昔話」は、おはなし企画の皆さんが、
囲炉裏ではなく❝お茶の間❞で、
おしゃべりしたり(デスクジョッキーじゃなくて、ちゃぶだいジョッキー⁉)、
小説や絵本の朗読などで、私たちを楽しませてくれました。
私たちもお茶の間のひとりになった気分です。
私も子どもの頃は、私達こどもから、おじいさんおばあさんまで家族全員がひとつのこたつを囲んで
テレビを見たり、ミカンを食べたり、しゃべったり、喧嘩したり、宿題したり。
そんな時間があったなあ。(今は、リビングでテレビひとりで見放題です(;´д`))
次回の囲炉裏端で語る昔話は、
11月7日(日)10時15分~ 「基地の話③」 語り部;田中庄次氏 です。
みなさまのご来館、お待ちしております。
2021年10月21日
企画展「瑞穂の狭山茶」開催しています
10月9日(土)より、秋の企画展「瑞穂の狭山茶」が開催されています。
〈企画展「瑞穂の狭山茶」の展示室内〉
この地域では、お茶といえば狭山茶で、瑞穂町も狭山茶の生産地の一つです。
狭山茶の歴史は江戸時代後期、二本木村の吉川温恭(よしずみ)と坊村の村野盛政によって始められます。
吉川温恭は現在の入間市宮寺、村野盛政は瑞穂町駒形富士山の出身で、二人の創意工夫によって狭山茶は始まりました。
以来、約200年の歴史を受け継いでいます。
〈吉川温恭についての資料もあります〉
今回の展示では、狭山茶の誕生から、どのように村の中にお茶が根付いたのか、史・資料やお茶の道具から紹介しています。
少し難しい内容かな、と思う方もいるでしょう。そんな方にこんな絵を紹介します。
〈関谷和さんの絵〉
この絵は、関谷和さんという元狭山村(現在の瑞穂町と入間市)出身の方が描いた絵で、戦前・戦中の頃の村の様子を思い出して描いています。
家の周りには、お茶の木があります。家の境や畑の境にこのようにお茶は植えられ、家の分のお茶にしていたそうです。お茶って本当に生活に密着していたんですね。
ギャラリートークは10月30日(土)、11月13日(土)の14~15時まで、企画展示室にて行う予定です。こちらも是非ご参加ください。
2021年10月21日
第157回温故知新の会「東京狭山茶手もみ実演」
10月10日(日)・17日(日)に、第157回温故知新の会 地域の産業「東京狭山茶手もみ実演」を開催しました。
講師は東京狭山茶手もみ保存会の皆さんです。
毎年恒例となった手もみ実演ですが、今年はコロナ対策のため、定員数を制限しています。
〈東京狭山茶手もみ保存会の皆さん〉
瑞穂町は狭山茶の産地で、東京の中では一番多く狭山茶を生産しています。
今は機械製茶が中心となっていますが、機械の技術も、元々は手もみの技術を再現したもので、手もみの妙技を披露していただきました。
〈手もみ:葉振るい〉
手もみのお茶は、ホイロという道具を使って揉んでいきます。始めはお茶っ葉そのままだったものが、揉んでいくと少しずつ芯のような形になっていきます(保存会の方は‘松の葉’と表現していました)。
参加者の方も、お茶に触れて湿り気を感じたり、質問をしたりと、和気あいあいとした雰囲気で進行しました。
〈参加者の方も体験しています〉
お茶の入れ方講座では実際に手もみ茶のお茶を試飲して、いつものお茶との違いにびっくり。
最後に手もみのお茶にお湯を注ぐと…
一枚の葉になりました。
〈松の葉のようなお茶っ葉が…〉
〈一枚の葉になりました〉
東京狭山茶手もみ実演は来年度も実施を検討していますので、ぜひご参加ください。
10月3日(日)に「インド藍 板締め染色教室」を開催しました。
前々日まで台風の関係で雨が降っていましたが、晴天に恵まれ開催することができました🌞
体験教室では絣板を使ってストールを藍染めしました。
絣板?板締め染色?… あまり聞きなれない単語ですよね。
絣板とは大小様々な幅の溝が彫られている板のことで、板締め染色は、この絣板に糸や布(体験ではストール)をはさみボルトできつく締めて染めることです。※ざっくりとした説明です💦
⇩こんな感じに板の上にストールをのせて行きます⇩
規則正しく真っ直ぐに彫られた溝だから、ストライプにしか染められないのかと思いきや、ストールのはさみ方によってはモダンな柄も出せちゃいます。
染め上がったら芝生の上で乾燥です。
みんなで染め上がりをチェック!
1つとして同じものがないストールが出来上がりました👏