TEL.042-568-0634

開館時間
10:00〜21:00
休館日
第3月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始・臨時休館日

ブログ

20200913

写真展のギャラリートークを行いました

みなさん、こんにちは。

9月13日、けやき館では、写真展「花・虫・鳥 狭山丘陵 春~初夏」の関連イベントとして、撮影者三名によるギャラリートークを行いました。雨が降る中にもかかわらず、少なすぎず、多すぎず、程よい参加人数で開催することができました。

この写真展での撮影者の三名を改めて紹介します。右側から、

森林インストラクターの久保田鷹光さん、瑞穂自然科学同好会の宮﨑豊さん、同会の村山俊彰さんです。

初めに、久保田さんから狭山丘陵の概観と花の写真の説明がありました。写真の素晴らしさもさることながら、狭山丘陵の豊かな自然の恵みを、私たちも生き物たちも、ともに享受していることを実感しました。

 

次に、宮﨑さんから虫の写真の説明がありました。「写真は記録として撮っているので、展示用として撮影しているわけではない」とご本人は仰っていましたが、虫たちの輝きの一瞬を見事にとらえている写真ばかりでした。

 

最後は、鳥の写真を撮影した村山さんです。ご自身と宮﨑さんの小学校時代における久保田さんとのエピソードなどを交えながら、鳥の撮影に対して熱く語って下さいました。その中で「撮影していると鳥の方から私に近づいてくるんです」という言葉が印象的でした。

 

最後に質疑応答と撮影者とのフリートークを行いました。参加された方々は、三人から直接話を聞くことができ、満足されていたようでした。

写真展「花・虫・鳥 狭山丘陵 春~初夏」は、9月27日(日)まで開催しています。

これからも皆さんのご来館をお待ちしています。

20200910

写真展が始まりました

ひと頃の暑さに比べ、朝晩はようやく凌ぎやすくなってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

けやき館では、9月8日(火)から27日(日)までの期間、2階展示ギャラリーにて

写真展 「花・虫・鳥 狭山丘陵 春~初夏」 を開催しています。

 

 

この写真展では、森林インストラクターの久保田鷹光さん、瑞穂自然科学同好会の宮﨑豊さんと村山俊彰さん、季節を問わず狭山丘陵で定期的に撮影を行っている三名の写真40点と狭山丘陵の紹介を展示しています。

 

 

一枚一枚の写真を通して、狭山丘陵で生きる小さな生き物たちの輝きをご覧いただければと思います。また写真展関連イベントとして、9月12日(土)14時から、撮影者三名によるギャラリートークを実施します。皆さまのご来館をお待ちしています。

 

20200816

第120回 温故知新の会 「近世の百姓一揆と秩父事件」

皆様、こんにちは。

猛暑の続く中、いかがお過ごしでしょうか。

 

今日は温故知新の会、郷土歴史講演会「近世の百姓一揆と秩父事件」を開催しました。

講師は、瑞穂古文書を読む会の渡辺忠夫さんです。

 

  講師の渡辺忠夫さん

 

今回は、百姓一揆、全国の一揆を取り上げつつ、特に近隣の「天明の一揆」と「武州世直し一揆」、そして近代の「秩父事件」までを取り上げられています。

 

江戸時代は泰平な時代といわれても、地域に矛盾が起こります。

多摩地域で起きた「天明の一揆」は、実は狭山池が一揆の集合場所となり、現在の武蔵村山方面へと向かっていきます。

 

また、武州世直し一揆でも、箱根ヶ崎宿は拝島方面へと向かう一揆の通り道になっています。身近な場所も、一揆の舞台になっていたことを改めて感じます。

 

  講演中の渡辺さん

 

色々な一揆を丁寧に、渡辺先生に解説していただきました。

 

次回の温故知新の会は、913()1330~、体験教室「東京だるまの絵付け体験」、講師は根岸ダルマ屋さんです。

 

20200624

収蔵品展「村山大島紬-高水勝良氏寄贈資料-」オープン

みなさん、こんにちは。

622()より、収蔵品展「村山大島紬高水勝良氏寄贈資料」が開催されています。

収蔵品展とは、郷土資料館に所蔵されているものを中心に組んだ展示です。  

今回は、昨年の11月に寄贈を受けた、村山大島紬関係資料の展示となります。

 

寄贈者の高水勝良さんは、瑞穂町石畑で織元をしていた家で、家業として村山大島紬の男物を中心に制作していました。それだけでなく、自身でも村山大島紬の反物や裂を収集していたため、貴重なコレクションとなっています。

 

    〈展示ギャラリーの様子〉

 

 村山大島紬の展示ということもあり、反物などや裂などが多く展示されています。

今回の展示では、一つは高水氏の織元としての側面、もう一つは収集家としての側面、この二つの側面に注目しています。

 

高水さんは、男物で精緻な柄を目指して研究を重ねながら制作をしました。

一般的な男物では、反物の横巾に、80柄の亀甲を入れるのに対し、高水氏はより精緻な柄を目指し、106山、119山へと進化していきます。

 

    〈金筬と絣糸〉

 

 写真の筬と絣糸は、106山用に用意されたものです。

筬は細かく、耐久性にも優れた金筬を用います。

糸は白と黄色、黄緑色に染めた糸に絣板で染色をして絣糸にしたものです。

精緻になればなるほど技術は高度になり、糸も厳選されたものになっていきます。技術、こだわりの一端をうかがうことができます。

 

 

    〈額装した村山大島紬裂〉

 

 二つ目の収集家としての側面ということで、村山大島紬の裂を額装して飾っています。

反物を額装すると、絵画のように見えますね。

時代ごとの流行、技術を見ることができます。

 

    〈衣桁掛けの村山大島紬着物〉

 

着物も飾っています。

写真では伝えきれていませんが、色とりどりの柄でじっくり見ていただきたいものばかりです。

 

 

収蔵品展「村山大島紬」は、2F展示ギャラリーで726日まで開催しています。

ぜひお越しください。

 

20200621

「みずほの蝶」展 ギャラリートークを行いました

みなさん、こんにちは。

けやき館では6月20日(土)に、開催中の「みずほの蝶」展・関連プログラムとして、ギャラリートークを行いました。緊急事態宣言が解除されてから、けやき館で実施する初めてのイベントです。

お話をしてくださったのは、瑞穂自然科学同好会の村野隆夫さんです。

村野さんは、今回の展示で蝶の写真を提供してくださった方です。ご自分の足で丹念に撮影を続けてこられ、それぞれの蝶の写真について、撮影の季節・時間・場所などを説明してくださいました。

また、瑞穂町周辺には約70種の蝶が生息しているそうですが、昔と今の自然環境の変化、温暖化や食草の違いなどによって、見られる蝶にも変化が起こっているとのことでした。

真面目な話とともに、撮影時の苦労話や、実際に撮影する際のアドバイスなどを交えながらのトークは、蝶好きにはたまらないひと時になりました。

「みずほの蝶」展は7月26日(日)まで開催しています。皆さんの来館をお待ちしています。

 

20200616

企画展「みずほの蝶」③ 後期展示スタート

みなさんこんにちは。

このところ暑さが厳しさを増していますが、お変わりありませんか。

 

さて、企画展「みずほの蝶」も今日から後期展示がスタートします。

後期展示は、チョウの写真が大幅に入れ替わって、40点のチョウのパネルを展示しています。

〈壁面のチョウの写真①〉

 

〈壁面のチョウの写真②〉

 

〈モンシロチョウの写真③〉

③の写真は、後期展示のモンシロチョウの写真です。

身近なチョウですが、改めてみるとこんな姿をしているんだ、と感じる方もいるのではないでしょうか。

家の周りでも、野山でも、チョウを見かける機会はあるでしょう。

もう一度、身近なチョウを再発見してみましょう。

 

もう一つ、今までご紹介していませんでしたが、「チョウと食草のトランプ」について。

これは4種のチョウを13枚ごとに描いたトランプで、卵から幼虫、さなぎ、成虫、そして産卵までを紹介しています。

なんとジョーカーはチョウの天敵の寄生バチ。ユニークなトランプです。

あまりチョウの成長について触れることができなかったので、このトランプを展示しました。

〈チョウと食草のトランプ〉

 

週末の20日(土)、14時からギャラリートークも開催します。

前期にいらした方もぜひお越しください。

20200610

企画展「みずほの蝶」② チョウの雑学

みなさんこんにちは。

 

今回は、趣を変えて、チョウの雑学を一つ。

皆さんはチョウを数える時に、なんと数えますか。

「一羽」「一匹」、どちらも使うでしょう。

ただ、企画展「みずほの蝶」では、「一頭」としています。

 

チョウを「頭」と数えるのは、学術的な場で用います。

ですので、学者や動物園、博物館などでは「頭」を使っています。

チョウを「頭」と数えるのは、西洋の動物園で「head」を用いていたことに由来するといわれています。

西洋の動物園では珍しいチョウを飼育しているところも多く、種類に関係なくチョウも「head」で数えられていたそうです。そのうちこの「head」が昆虫学者の間でも用いられ、チョウを「head」で数えることが定着したそうです。

 

では、なぜ日本でチョウを「頭」と呼ぶようになったのでしょうか。

飯田朝子『数え方の辞典』(小学館、2004年)によると、明治のはじめに英文の博物学書を翻訳していた人が、チョウの記述の中に「head」と言う単語を見つけて、「頭」と直訳したものと思われ、それが現代に定着したという説を紹介しています。

 

チョウの数え方一つにもエピソードがあるのですね。

 

20200601

企画展「みずほの蝶」オープン!

みなさんこんにちは。

もうすっかり初夏の陽気ですね。

 

企画展「みずほの蝶」、緊急事態宣言により延期をしていましたが、今日よりオープンです。

ブログでは「一足早い、企画展「みずほの蝶」のご紹介」として、お知らせをしてきましたが、改めてご紹介します。

 

                                            〈展示室の様子〉

 

  1. 瑞穂町のチョウ75種

瑞穂町には約75種のチョウが確認されています。そのチョウを前期・後期で一同に紹介します。

チョウの写真は、瑞穂自然科学同好会の方が長年にわたって撮影された写真です。

 

〈樹液を吸うオオムラサキ〉

前期のチョウから、オオムラサキのオスの写真です。

華がありますね。

 

  1. 標本をみる

写真だけではなく、チョウの標本もほぼ全種あります。

実際の大きさ、翅の形など見てください。

アゲハチョウ科のチョウの大きさ、セセリチョウ科のチョウの小柄さかわいらしさなど、実際に感じてみてください。

また、「身近なチョウ、のぞいてみよう!」では、ルーペを使いながら翅の鱗粉(りんぷん)をはっきり見ることができます。

 

〈タテハチョウの標本より〉

 

  1. 絵本の原画

展示室の奥には、絵本作家、伊藤知紗さん絵本の原画も展示しています。

伊藤さんは飯能市在住の絵本作家で、野山へのフィールドワークもしているため、チョウや周りの自然についてもこだわって描いています。

 

 

〈伊藤知紗さんの描くチョウ〉

 

前期は6月14日(日)まで、後期は6月16日(火)から7月26日(日)までです。

ぜひ足をお運びください。

 

20200524

一足早い、企画展「みずほの蝶」のご紹介③~図録について~

みなさん こんにちは。

けやき館では、展示の際に図録を刊行することがあります。

今回は企画展「みずほの蝶」に関連して、図録についてお話したいと思います。

 

〈図録「みずほの蝶」です〉

けやき館では、展示図録は展示のハイライトであり、いつでも手軽に展示を振り返って見られるように心がけて編集しています。

ポイントをいくつか挙げると…

①手にとりやすく

ボリュームのある図録もよいのですが、ちょっと手に取りづらいですよね。そこで、大体1624ページくらい、オールカラーでまとめています。今回の「みずほの蝶」は20ページです。

これくらいなので、一気に読みきることもできます。でも、好きなところを拾い読みでもよいですよ。それに今回の展示では前期、後期に分かれていますので、一度に見られる図録は便利ですよね。

 

②見やすく

「みずほの蝶」では、瑞穂町で見られる(見られた)チョウ、75種を写真で紹介していますが、図録では写真を加工して、チョウがアップで見られるようにしています。

展示ではチョウとその周りの環境を見てもらいたいという考えから、周りの木や草などもよくわかる写真を展示しています。

図録では、チョウそのものの姿を見てもらうため、アップの写真を採用するようにしています。

 

〈チョウの写真も少しアップにしています〉

また、解説文も分量を調整したり、展示解説も構成を変えたりして図録に収めています。これも一冊の図録として読んだときにわかりやすいようにという工夫です。

 

③実際の展示と図録は違うの?

ちょっと違います。

展示は資料を中心にみて、そこに解説が加わっているというものです。どちらかというと資料重視ですね。

でも、図録の場合は、実際の資料ではなく、写真が主となります。資料と解説を一緒に読んで、理解してもらいたい。どちらも対等な関係です。

また、展示の時には見にくい部分の写真、細かくて入れにくかった解説を入れることもあります。結局は、展示も図録も両方大切ですよということですが、こうした目線で見ると、違った見方ができるかもしれません。

 

〈解説も見やすく、簡潔に!〉

企画展「みずほの蝶」の図録は、受付で購入できます。値段は200円です。

ぜひ一度手にとってみて下さい。

 

20200508

一足早い、企画展「みずほの蝶」のご紹介②

みなさんこんにちは。

今回は企画展「みずほの蝶」について、前回のブログで伝えきれなかったおススメをご紹介します。

 

まず一つ目は、標本です。

〈身近なチョウ、のぞいてみよう!〉 

 

「身近なチョウ、のぞいてみよう!」では、チョウの標本を近くから見ることができます。

例えば、美しいチョウの代表「ミヤマカラスアゲハ」の標本を見てみましょう。

 

〈ミヤマカラスアゲハ〉

 

翅(はね)がキラキラしていますね。

これは鱗粉(りんぷん)といい、チョウの翅にびっしりついています。この鱗粉に光をあてると、もっとキラキラします。けやき館に来たら、ぜひ用意してあるルーペで、光をあててみて見ましょう。

 

また、右と左、比べてみてください。

どちらも同じチョウなのに、大きさがぜんぜん違いますよね。

これは春型(左)と夏型(右)の差で、成長する時期によって、大きさや翅の色にも違いがでてきます。よーく見ると、標本一つにも見どころがありますね。

 

次は描かれたチョウです。

〈伊藤知紗さんの絵本の原画〉

 温かみのある、かわいらしいチョウですね。

この画を描いたのは、飯能市在住の絵本作家、伊藤知紗さんです。

でも、ただかわいらしいだけではないんです。

伊藤さんは日頃から地元の野山をフィールドワークして、昆虫や自然を観察しています。

ですから、チョウの体や翅の特徴がしっかりと描き分けられています。

また、伊藤さんとお話をしていたら、周りの植物にも気を配って描いているそうです。

実際にご覧になって、色々な発見をしてみて下さい。

今回はここまでです。開館しましたら、ぜひお越しください。

 

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