TEL.042-568-0634

開館時間
9:00〜17:00
休館日
第3月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始・臨時休館日

ブログ

20240207

探鳥会を実施しました

みなさん、こんにちは。

昨日から降り続いた雪が、かなり積もりましたね⛄

けやき館では、一昨日の4日(日)に「瑞穂の野鳥 探鳥会」を行いました。

講師は、今回も日本野鳥の会 奥多摩支部会員の名執修二さんです。

初めに狭山池を訪れ、その後に狭山丘陵の里山民家に移動し、宮野入谷戸を散策しました。

小雨がぱらつく天気でしたが、名執さん曰く、こういう時の方が野鳥観察に向いているそうです。

セキレイ・ムクドリ・オオバン・ウグイス・シロハラ・ジョウビタキ・アカゲラ・キクイタダキ・エナガなどなど、紹介しきれないほどの鳥たちに出会えることができました。また、目当てにしていた鳥を見ることができなくても、名執さんが絵や写真を見せながら、鳴きまねをして教えてくださり、野鳥好きの参加者にはとても充実した時間を過ごすことができました。

次回の探鳥会は̪4月を予定していますので、どうぞお楽しみに。

20240203

ひなまつり展2024始まりました

みなさん、こんにちは。

今年もひなまつり展、そして、瑞穂のつるし飾りの時期がやってまいります。

 

今日からひなまつり展2024がスタートしました。

企画展示室では、大海道細渕家の享保雛の他、殿ケ谷小峰家の内裏雛など、瑞穂町に伝わる雛人形などを展示しています。

〈企画展示室入り口〉

〈企画展示室より〉

また、今年は地域の雛飾りを多数収蔵している、爲國翠子さんに協力をいただき、様々な郷土玩具や地域の産業に根差した雛飾りを展示しています。

〈爲國さん所蔵の雛飾り〉

この他にも、町内の4つの保育園の園児のみなさん制作の「なかよしキラキラおひなさま」もあります。

 

2階展示ギャラリーでは、「瑞穂の匠」を開催しています。

今年から会場が展示ギャラリーに移ったため、より広く作品を展示できるようになっています。

〈瑞穂の匠〉

今年はパッチワーク、日本画、押し花アート、ステンドグラス、木目込み人形と5種類の作品が展示されています。

 

ひなまつり展2024は3/5(火)まで、瑞穂のつるし飾りは2/16(金)から3/5(火)の間開催しています。ぜひお越しください。

20240128

「初めての人向け 古文書を読み解く」を行いました

みなさん、こんにちは。

寒い日が続いていますが、今シーズン最強の寒波もようやく一段落しそうですね。

けやき館では、今日から3回シリーズで「初めての人向け 古文書を読み解く」が始まりました。

第1回目の講師は、瑞穂古文書を読む会代表の塩島清志さんです。

まず手始めに、近世(江戸時代)文書の特徴、よく使われる文字や異体字などを教えていただきました。

普段から活字に見慣れていると、くずし字を読むのはなかなか難しいですね。

しかも同じ文字でも、書く人からみて差し出す相手が格上か格下かによって崩し方が変わるんですね💦

「とにかく見て慣れることです」と塩島さんは仰っていました。

第2回目は2月3日(土)、第3回目は2月11日(祝)に行います。

途中からでもご参加いただけますので、古文書に興味のある方は是非いらしてください。

 

20240108

第211回温故知新の会 郷土歴史講演会「元狭山地区村々の地頭と村人」

こんにちは。

今日は郷土歴史講演会「元狭山地区村々の地頭と村人」を行いました。

講師は瑞穂町文化財保護審議会の塩島清志さんです。

〈講師の塩島清志さん〉

瑞穂町の北部、江戸時代の元狭山地区は旗本の知行地が多く、一つの村でも複数の旗本が支配するという、相給村落(あいきゅうそんらく)も多くありました。

今回の講演では、そんな元狭山地区の江戸時代の支配の様子や村人が負担する年貢などの役について、お話されていました。

今日紹介された史料は、「伝馬役勤役」(富士山村などの名主栗原家所蔵「栗原家文書」)という帳面です。

村々が旗本(大田氏)の屋敷に行った記録となっていますが、年貢の支払いなどのため年に何度も旗本の屋敷へ行く様子がわかります。

この他にも、年末に門松を用意する、年頭に旗本への挨拶、明和の大火が起きた際には火事見舞の記述がありました。

地元の古文書の話ということで、参加者の方も興味をもって質問されていました。

〈講師の様子〉

 

次回の温故知新の会は1/21(日)「多摩地域の山車建造と宮大工、彫物師」です。講師は八王子市文化財保護審議会会長の相原悦夫さんです。

ぜひご参加ください。

20231223

企画展「オオタカ」図録販売中

みなさんこんにちは。

開催中の企画展「オオタカ~鷹とその文化~」の図録を販売しています。

〈今回の企画展図録の表紙〉

企画展示の内容を再構成して1冊にまとめた図録です。

1章-鷹匠の調教と道具

2章-オオタカと狩りの野鳥

3章-瑞穂の鷹場と生活

4章-鷹とその文化

上記のような構成となっています。

特に1章の鷹匠の道具製作や調教の様子、3章の鷹場関係の史料については、冊子として見られるように、構成を少し変えています。

展示をご覧になった後に見ると、また内容を振り返ることができます。

価格は200円。企画展示室に見本がありますので、ぜひ手に取ってください。

20231209

企画展「オオタカ展」ギャラリートーク第2回目

みなさん、こんにちは。

企画展「オオタカ-鷹とその文化-」の関連イベントとして、第2回目となるギャラリートーク、鷹匠イベントを開催しました。

 

講師は日本鷹匠協会尾作会長、村野副会長とけやき館学芸員です。

前回も好評でしたが、今回もまた多くの方に来ていただきました。企画展示室一杯となってしまい、見にくくなってしまった方には申し訳ございません。

今回はオオタカの生態に関する質問が多かったです。タカの羽の生え代わり、タカの成長についてなど、たくさんの質問がありました。

〈展示解説をする尾作会長〉

また、歴史については、展示の入れ替えを行い、新しく展示した古文書の紹介などもしました。

瑞穂町や多摩地域が尾張家の鷹場であると聞いてことがあるという方も、実際にどの村が鷹場だったのか、どのような支配がされていたかはご存知ないのではないでしょうか。

そんな鷹場の実態についても紹介しました。

続いて、鷹匠イベントは鷹匠と鷹匠の間を行き来する振替などを行なっていただきました。

〈鷹匠イベント中の尾作会長、村野副会長〉

本来なら、人やカメラに神経質なはずのオオタカも、そんなそぶりを見せず鷹匠の合図通りに飛翔します。

〈日本鳥類保護連盟の小宮輝之会長(元上野動物公園園長)〉

今日はお客様として、上野動物公園の元園長小宮輝之さんがいらっしゃいました。小宮さんは動物の足跡の拓本(足拓)を紹介されたことで有名になり、けやき館の常設展示室のたぬきの足跡も監修していただきました。

今日もオオタカを興味深く観察されていました。

 

企画展「オオタカ-鷹とその文化-」は2024年1月8日(月・祝)まで開催しています。

ぜひお越しください。

20231203

「野鳥観察 初心者講座」を開催しました

みなさん、こんにちは。

師走になって、朝晩はずいぶん冷え込むようになりましたね。

本日けやき館では、第209回温故知新の会・自然に関する講演会「野鳥観察 初心者講座」を開催しました。

講師は、日本野鳥の会奥多摩支部会員の名執修二さんです。名執さんには、初夏の探鳥会に続いて担当していただきました

今回は初心者向けの講座ということで、前半は野鳥の見つけ方や観察のマナー、双眼鏡の使い方・選び方、図鑑の選び方など、これから野鳥観察を始めたい方にも解りやすく丁寧に説明してくださいました。

後半は、名執さんが野鳥観察の際に撮影した鳥の写真を見ながら、雌雄の見分け方や鳴き声・行動の特徴などを、撮影の際のエピソードを交えながら話してくださいました。

スズメ・メジロ・エナガ・シジュウカラ・カルガモ・カワセミなどなど、ここでは紹介しきれないほどたくさんの鳥たちの話を興味深く聞くことができ、野鳥好きな人たちには至福のひと時となりました。

 ジョウビタキ♂(名執さん撮影)

名執さんには、来年の2月4日(日)に冬の探鳥会を担当していただく予定です。

受付は1月5日からになります。どうぞお楽しみに。

20231202

狭山丘陵市民大学2023講演会

みなさん、こんにちは。

今日は狭山丘陵市民大学2023が行われました。

狭山丘陵市民大学とは、狭山丘陵を中心に歴史や文化を学ぶ、東村山市・東大和市・武蔵村山市・瑞穂町が合同で行っている勉強会・見学会です。

今年のテーマは、「狭山丘陵の成り立ち」です。

地質・地形を通して、狭山丘陵の形成から現在に至るまでの変遷について考えるというものです。

今回は元都立高校教員で、地理学者の角田清美先生に「狭山丘陵の成り立ちと武蔵野台地」と題して講演をしていただきました。

〈講師の角田先生〉

 

狭山丘陵と武蔵野台地の形成を長い時代をかけて、スケールの大きい話をしていただきました。

現在の地質から見ると、武蔵野台地がかつて海だった時代の土壌(粘土層)と川だった時の地層(砂利や礫)によって形成されていました。

その川とは、古多摩川であり、削り残されたのが狭山丘陵である。

そして、立川断層ができることにより、狭山丘陵が川によって土壌を削り取られなくなったことで、現在の形となったようです。

〈地図に様々な情報を盛り込んでお話します〉

 

狭山丘陵周辺の地下水の流れの話や武蔵野台地の形成過程を、年代を追って示されていくなど、とても意欲的なお話でした。

お話の中でも、〇〇に行って、~~を見てなど、武蔵野台地の各地に行って調査をして、観察をしていることがよくわかり、本当に足を使った成果だったというのがよくわかります。

講演後も先生に話を聞く人が絶たず、参加者の興味関心の高さも実感しました。

 

今年度の狭山丘陵市民大学は講演会のみとなりますが、次年度以降、また新しい企画を考えますので、よろしくお願いします。

20231118

企画展「オオタカ展」ギャラリートーク

みなさん、こんにちは。

本日(11月18日)、企画展「オオタカ-鷹とその文化-」の関連イベント、ギャラリートーク(第1回目)を開催しました。

今回は、けやき館学芸員だけではなく、展示の監修者、日本鷹匠協会の会長の尾作文男氏、副会長の村野貞夫氏にも加わっていただきました。

〈ギャラリートークの様子〉

〈尾作文男会長〉

 

鷹匠ならではの視点で、オオタカはどのような鳥で、飼育・調教をしているのか、お話いただきました。

鷹匠のお二人が強調したのは、鷹匠としての伝統技術を守ることでした。

鷹匠としての役割は、昔は将軍や大名に仕えているという役割で、そうした伝統が道具や所作にも宿っているということが印象的でした。

タカを飼うだけではなく、道具も作れて一人前で、どのような技術が詰まっているのか、細かくお話されていました。

〈村野貞夫副会長〉

また、もう一つ大切にされていたのは、とてもタカを大事にして、よく観ているということです。

タカの癖はもちろん、このタカは何をしようとしているのか、気性などを含めて、とても注意深く観ていました。

ギャラリートーク後には、実際に伝承の広場で、鷹匠二人で向かい合い、飛ばしてくれました。

これも訓練の一つで、タカとの信頼関係がなければ、このようなことはできません。

〈鷹匠イベントの様子〉

 

今回は鷹匠イベントも行うと告知していたため、多くの方が参加してくださいましたが、とても関心が高く、最後まで鷹匠の方々とお話していたのが印象的でした。

 

展示は令和6年1月8日(祝・月)まで開催しています。また、次回のギャラリートークは、12月9日(土)です。

興味を持たれた方はぜひお越しください。

20231106

「旧細淵家の遺産」パネル展示

みなさん、こんにちは。

最近は暖かい日が続いていますね☀

けやき館では、エントランスホールにて『旧細淵家の遺産』パネルを展示中です。


今年9月に、けやき館に職場体験で来てくれた瑞穂中学校の生徒さんが来館者のみなさんに、けやき館・耕心館のことを楽しく学んで知ってもらおうと取材した記事を当館学芸員がパネルにまとめ展示しました。


大イチョウ・耕心館・煙突など、興味深い内容を紹介していて、それぞれのパネルには簡単なクイズもあります。

瑞穂中学校の生徒さん、ありがとうございました。

みなさんも来館した際は、是非ともご覧になってみてください。

最新記事

カテゴリー

  • イベントのお知らせ
  • 学芸員の小窓
  • 未分類
  • 館長あいさつ
  • 過去の記事