みなさまこんにちは
けやき館では少し早いクリスマスの準備が始まりました。
本日の親子折り紙教室では「クリスマスツリー」を作りました。
こまかいパーツを折るのが、時間がかかってなかなか大変💦
ちょっとわからないところも、先生が一緒に折ってくれているので
直ぐ確認できるのがいいですね。
好きな飾り(星や飾りも折りました)も付けて、自分のツリーが完成です。
クリスマスの準備が始まるとワクワクしますね。
けやき館では、みなさまとクリスマスを楽しめる企画を準備中です。
まずは、来週から好評 ❝クリスマス消しゴムガチャ❞(1回100円)が始まります。お楽しみに。
次回の親子折り紙教室は、12月17日(土)10時15分~
です。みなさまのご参加お待ちしております。
みなさんこんにちは。
今回は開催中の企画展「栗原家文書展-村々のあゆみと名主の仕事-」の図録についてご紹介します。
〈今回の企画展図録の表紙〉
古文書の展示だと、内容も難しいし、文字も読めないし…と思う方もいらっしゃるでしょう。
でも、図録をみると、ページは14pと意外と手軽です。
図録に合わせて、まとまりが良いように古文書を選んだり、配列を変えたりしています。
ちなみにこんな構成です。
1章 四ヶ村名主と年貢収納
村にとっての大仕事、年貢はどのように領主に納め、どのような種類があるのか。
2章 山野の利用と争論
村での山・林の管理、村と村とで争う山野争論(訴訟)について。
3章 村々のすがたと栗原氏の仕事
文書の記録、鷹場への対応、村民の把握など…、名主の多様な仕事の紹介。
4章 富士山栗原新田の開発
栗原家が主導した富士山栗原新田はどのように開発し、定着したのか。
今回は図版もこだわっています。
一例を示すと、旗本大田氏の知行地が点在する「宮寺領絵図」。
〈展示されている宮寺領絵図〉
この中から栗原氏が四ヶ村名主を務めた村を抜き出します。
〈栗原家が四ヶ村名主を務めた村々の図版〉
このようにしてみると、絵図の見方も変わってくるのではないでしょうか。
企画展「栗原家文書展-村々のあゆみと名主の仕事-」の図録は、受付で購入できます。値段は200円です。
ぜひ一度手にとってみて下さい。
2022年11月13日
第183回温故知新の会 自然に関する講演会「丘陵を飾る花と私たち」
みなさん、こんにちは。
瑞穂町周辺も木々が徐々に色づき始め、すっかり秋めいてきました🍂
本日けやき館では、第183回温故知新の会・自然に関する講演会「丘陵を飾る花と私たち」を開催しました。本日までが会期の写真展「丘陵の花」の関連イベントで、講師は森林インストラクターの久保田鷹光さんです。
講演では、展示してある花の写真を紹介しながら、咲いている時期・周囲の環境・実際の大きさなどについて解説していただきました。「今日はどんな花に出会えるか?……心躍る瞬間です」という言葉に、久保田さんの花に対する想いが溢れています。
また講演では、カシノナガキクイムシによる「ナラ枯れ」についても説明がありました。近年狭山丘陵でも急速に被害が広がっていて、樹が枯れて夏でも葉が茶色くなってしまいます。さいたま緑のトラスト協会6号地会員として、「ナラ枯れ」の現状を知ってもらいたいという思いから、講演に盛り込んだとのことです。そして講演の最後には、久保田さん流の草花の撮影方法についてお話しくださいました。
普段は気がつかない道端の草花でも、発見してよく見てみると、なんだかほっこり癒されますね🌷
次回の温故知新の会は、塩島清志さんの「瑞穂町の古文書あれこれ」です(11月20日実施)。
みなさんの参加をお待ちしています。
2022年11月09日
大人向け 裂き織り体験教室
こんにちは。
秋晴れが続き気持ちのいい日々ですね🍂
昨日、けやき館では「大人向け 裂き織り体験教室」を開催しました。
裂き織りは着なくなった着物や使わなくなった布を裂いて、緯糸として使うとてもエコな織物です。今回は卓上手織機を使って裂き織りコースターを2枚作りました。
2時間とやや長めの体験教室でしたが、皆さん集中されていてノンストップで裂き織りを楽しんでいました。
お疲れ様でした!
2022年11月06日
企画展「栗原家文書展」ギャラリートーク
みなさん、こんにちは。
10月29日に企画展「栗原家文書展-村々のあゆみと名主の仕事-」の関連企画、ギャラリートーク(第1回目)を開催しました。
〈ギャラリートークの様子〉
栗原家文書展は、駒形富士山地区に伝わり、瑞穂町の有形文化財にも指定されている栗原家文書を紹介する展示です。
今回は、注目したい古文書を数点ずつ取り上げながら、解説しました。
江戸時代の古文書を見る時には、色々な背景を知っているとより理解が深まります。
例えば、名主の仕事の一つである、年貢はどのように領主に納められるのか。
少し細かく解説すると、「検地帳(水帳)」にもとづいて、領主から村の名主に対して「年貢割付状」という、年貢を納めるべき額を記した文書を出します。
村は、「年貢割付状」に従い、数回に分けて領主へ年貢を支払います。
年貢が全て領主へ支払われると、領主から村へ「年貢皆済目録」が出され、その年の務めを終えることができます。
以上が一般的な年貢上納の流れです。
ちなみに、栗原家の場合には4つの村を束ねる名主となっているので、4村の組頭の上に栗原家が立って取りまとめをします。
地域の文書は、個々の事情によって多少変化があります。
このような流れを知って、文書を見ると少し見方が深くなってくるのではないでしょうか。
〈質問もたくさんいただきました〉
ギャラリートークに参加していただいた方々は、瑞穂・入間・所沢と近隣の方が多かったので、自然と地域の話が盛り上がりました。
みなさん地域の歴史について関心が高いですね。
次回のギャラリートークは、11月19日(土)14時~15時までです。
少し違った内容にする予定ですので、ご興味ありましたらぜひ参加してください。
2022年11月06日
第175回囲炉裏端で語る昔話
みなさまこんにちは
けやき館周辺では、木々が色づき美しい秋を楽しめる季節になりました。
みなさんはどのように秋を味わっていますか?
今日の囲炉裏端で語る昔話は
「元狭山の話」③ 語り部:栗原増夫氏でした。
栗原さんが子どもの頃の、元狭山が瑞穂町と合併して初めての運動会で勝利した時の話や
青年団の話などをされました。
聞きに来てくださった青年団の先輩方も、「うんうん」と、昔話を懐かしまれていました。
次回の囲炉裏端で語る昔話は、
11月27日(日)「基地の話⑤」田中庄次氏です。
みなさまのご参加お待ちしております。
2022年10月23日
写真展「丘陵の花」のギャラリートークを行いました
みなさん、こんにちは。
けやき館では現在、写真展「丘陵の花」を開催中ですが、今日はその関連イベントとしてギャラリートークを行いました。
解説してくださったのは、撮影者の久保田鷹光さんです。
この写真展では狭山丘陵や加治丘陵など、丘陵で咲く草花の写真を約40点ほど展示しています。身近な花から珍しい花、大きな花からわずか数ミリの小さな花の写真も展示しています。
久保田さん曰く、「その花の最も美しい瞬間や、特徴ある姿形の草花を写しました」とのことです。また、「良い写真を撮るには、良いモデル(草花)を探すこと」、「ベストショットを撮るには、何度も足を運ぶこと」だそうです。お仕事を退職されて20年になるそうですが、まだまだお元気で野山を歩いて撮影を続けられています。
写真展「丘陵の花」は11月13日(日)まで開催しています。また、最終日(11月13日)には、久保田さんによる講演会「丘陵を飾る花と私たち」も実施します(講演会は要予約)ので、みなさんのお越しをお待ちしています。
2022年10月23日
第174回囲炉裏端で語る昔話
みなさまこんにちは
とても気持ちの良い秋の日ですね。
色づき始めた葉っぱを見つけると、これから日に日に秋が深まるのも楽しみになりますね。
どうぞ、散策やハイキングの際にはけやき館にお立ち寄りください。お待ちしております。
本日、けやき館内瑞穂の民家では「囲炉裏端で語る昔話」が行われました。
「元狭山神社の話」 語り部:池谷功氏です。
元狭山神社は大正7年に、近隣の駒形神社、高根神社、八雲神社、子安神社が合祀されてできた神社だそうです。
そこで、本日は元狭山神社にとどまらず、元狭山村となるまでの集落の移り変わりなど
地域のお話をしていただきました。
囲炉裏に集まられた地元の方々からも時折声があがり、囲炉裏端らしい親しみのある雰囲気の会でした。
次回の囲炉裏端で語る昔話は、
11月6日(日)栗原増夫氏による、「元狭山の話」③です。
お楽しみに。
2022年10月18日
写真展「丘陵の花」が始まりました
みなさん、こんにちは。
すっかりと秋めいた気候になってきましたが、いかがお過ごしですか?
けやき館では、今日から11月13日(日)までの会期で、写真展「丘陵の花」が始まりました。
写真を撮影されたのは、けやき館でもお馴染みになった森林インストラクターの久保田鷹光さんです。今日は展示初日ということで、久保田さんご自身が、けやき館にいらしてくださいました。
前回の写真展から約2年の時を経て、その間、狭山丘陵を中心に季節ごとに草花を追い続けて撮影した、渾身の一枚一枚を約40点ほど展示しています。
関連イベントとして、10月23日(日)14時からギャラリートーク(予約不要)、11月13日(日)13時30分から温故知新の会・自然に関する講演会「丘陵を飾る花と私たち」(要予約)を開催します。
丘陵にひっそりと咲き誇る草花たちの写真をご覧になり、生命の息吹を感じとってください。
みなさんのお越しをお待ちしております。
2022年10月18日
企画展「栗原家文書展」始まりました
みなさんこんにちは。
10月15日より、企画展「栗原家文書展-村々のあゆみと名主の仕事-」が始まりました。
この展示は、けやき館のある駒形富士山地区(江戸時代の富士山村)の名主栗原家が所蔵する「栗原家文書」を展示・紹介しています。
〈企画展示室の様子〉
古文書を中心とした展示は、一昨年の「清水家文書展」(長岡地区)以来となります。
「栗原家文書」は1,500点の史料があるとされていますが、今回の展示では栗原氏がどのように村の仕事を行っていたかうかがえるような文書を選んで展示しています。
展示されている史料を一点紹介します。
〈宮寺領絵図〉
展示室に入ってすぐに展示されている「宮寺領絵図」です。
地域としては現在の瑞穂町の元狭山地区と入間市の二本木、宮寺地区が中心に描かれています。
ちなみに写真手前側が二本木の宿場、奥に見える山々は狭山丘陵となります。方角は手前側が北、奥は南になります。
〈絵図の中から、富士山村あたり〉
では次に富士山村のあたりを見てみましょう。地図の上の山は狭山丘陵と狭山神社の山で、方角は南、手前側が北となります(ちなみに「池」は狭山池(箱根ヶ崎村)のこと)。
富士山村の部分は「ふじ山村」と記され、領主である旗本の「大田嘉兵衛分」と書かれています。
十字になっている道は、南北は日光街道、東西は高根街道となり、左側(東側)は高根、宮寺方面となります。今でも「辻」という屋号を持っている方もいます。
このあたりは家の数も多かったと見られ、絵図でも屋根が描かれています。一方で奥の方は「作場」とあり、畑が広がっていたと考えられます。
江戸時代の村々の様子を少し想像しやすくなったのではないでしょうか。
企画展「栗原家文書展-村々のあゆみと名主の仕事-」は12月4日まで開催しています。ぜひお越しください。
ブログでは、展示の情報や見どころなどをお知らせしたいと思います。