TEL.042-568-0634

開館時間
10:00〜21:00
休館日
第3月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始・臨時休館日

ブログ

20210411

YouTubeで紙芝居 その3

みなさん、こんにちは。

新年度・新学期がスタートしましたが、いかがお過ごしですか?

けやき館では、館内の「瑞穂の⺠家」で「古⺠家で楽しむ紙芝居」を開催していますが、第3回目の紙芝居動画をYouTubeにアップロードしました。

今回お送りする作品は、「長岡のシバモグリ」です。

この作品は、町内の長岡地区に古くから伝わる昔話をもとに作ったものです。紙芝居の絵は、今回初めて瑞穂第二中学校美術部の⽣徒さんが描いてくれました\(^o^)/

若夫婦が畑仕事中、謎の生き物「シバモグリ」が赤ちゃんに近づいて‥‥‥

話しの続きは、ぜひYouTube動画をご覧になってください。

 

紙芝居は当分の間、毎⽉⼀回、YouTubeにアップロードする予定です。

また、館内「瑞穂の民家」で行う紙芝居の上演を4月17日(土)の11時50分から予定しています。

演目は「残堀川の河童」です。

これからも、けやき館がお送りするYouTube版「古⺠家で楽しむ紙芝居」と、館内で上演する「古民家で楽しむ紙芝居」を、どうぞお楽しみに!

20210411

ブログで紹介~企画展「身近な昆虫、ここが面白い!」(その1)

みなさん、こんにちは。

桜の季節は終わりましたが、さまざまな草花が咲き誇るようになり、まさに春爛漫の時期になりましたね。

けやき館では、4月10日から企画展「身近な昆虫、ここが面白い!」がスタートしました。毎年恒例になった自然科学系展示の第4弾で、令和3年度最初の企画展です。

この展示では、瑞穂町周辺に生息している虫たちのなかで、面白くて不思議な生態をもつ昆虫たちにスポットを当てながら、身近にいる昆虫の「知られざる一面」を、パネル・写真・標本・絵本原画などを用いて、幅広く紹介しています。

今回の展示は、以下のテーマによって構成されています。

①昆虫の概観説明と瑞穂町で見られる昆虫のパネルによる解説、関連する標本展示。

②不思議な生態をもつ昆虫の紹介パネルと関連する標本展示。

③昔懐かしいジャポニカ学習帳の表紙に使われた、歴代の昆虫写真のパネル展示。

④絵本作家 舘野鴻氏が描いた昆虫や生き物の絵本原画。

 

①の概観では、虫と昆虫の違い(実は、虫と昆虫ってイコールじゃないんです!)や、体の仕組み、「変態」のパターン、世界のさまざまな昆虫、などを紹介するとともに、珍しい標本も展示しています。

瑞穂町で見られる昆虫では、町内に生息している昆虫の種数(その数、なんと1,618種もいるんです!)、チョウ目(もく)・コウチュウ目など、代表的な昆虫について写真を用いて紹介しています。その中には、私たちが苦手としている「黒光りする例のヤツ」も登場します(-_-;)

 

また企画展の関連イベントとして、

・4月18日(日) 第146回温故知新の会 自然に関する講演会「ブータンシボリアゲハの再発見」

講師:進化生物学研究所 主任研究員 山口就平 氏

・5月22日(土) 企画展ギャラリートーク

解説:瑞穂自然科学同好会会員

を実施します。講演会は予約制ですが、まだ席に若干の余裕がありますので、興味のある方はお早めにお申し込みください。

「身近な昆虫、ここが面白い!」は6月20日(日)まで開催しています。今後も展示内容を紹介するブログを発信しますので、どうぞお楽しみに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

20210307

企画展「ひなまつり展2021」のご紹介⑧

みなさん こんにちは。

企画展「ひなまつり展2021」のご紹介の第8回として、展示室入り口のお雛様についてお話したいと思います。

 

〇友永詔三さんのお雛様

企画展示室の前のケースのお雛様は、造形作家の友永詔三さんの作品です。

友永さんには、昨年の12月から1月にかけて開催した「造形作家 友永詔三の世界」でたくさんの作品を展示させていただきました。

NHK連続人形劇プリンプリン物語の人形美術担当として知られていますが、雛人形も作っていたのですね。(木彫が本職でした!)

帝国ホテルのギャラリーで飾られていたものですが、今回特別にお借りしました。

 

 〈友永詔三さんの雛人形〉

どちらも幻想的な雰囲気が漂っています。

左側のお雛様はひなまつりの期間が過ぎると蓋をしてリンゴの置物になります。一年中楽しめる置物ですね。

瑞穂のお雛様、手づくりのお雛様、郷土のお雛様、いろいろと紹介しましたが、どの雛人形にも作り手の想い、雛人形を飾って祝う想いが感じられるのではないでしょうか。

今回で、企画展「ひなまつり展2021」のご紹介を終わりにしますが、少しでも雛人形に興味を持っていただけたら幸いです。

20210306

企画展「ひなまつり展2021」のご紹介⑦ ~地域に残るお雛様 2~

みなさん こんにちは。

企画展「ひなまつり展2021」のご紹介の第7回として、各地に伝わる雛人形の続きについてお話したいと思います。

 

〇地域に残るお雛様

前回はお守りとしてのお雛様や神社・お寺に伝わるお雛様について紹介しました。

今回は伝統工芸や地域の習俗と結びついたお雛様についてお話します。

・伝統工芸としてのお雛様

薩摩糸びなは、鹿児島県指定伝統的工芸品です。

特徴は、顔がなく、麻糸が髪に見立てていること、そして、着物は何枚もの紙を重ね十二単衣とし、きらびやかな「垂れ絵」が描かれています。

〈薩摩糸びな〉

 

大内人形は、指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定)の大内塗の技法を用いた雛人形です。大内塗は山口県で室町時代以来の歴史があるとされていますが、白木の人形に塗り師が漆を何度も塗り重ねて作られています。

おちょぼ口の表情が何ともいえません。

〈大内人形〉

 

鳥取県鳥取市用瀬といえば、流し雛で有名な地域ですが、田舎雛と呼ばれる雛人形も用瀬の柳屋さんで作られていたそうです。

現在は休業中とのことで、求めることはできませんが、郷土玩具の愛好家からは人気が高いそうです。伝統は失われやすいものです。

ちなみに向かって左が男雛(烏帽子あり)、右が女雛(冠あり)です。

〈田舎雛〉

 

・八朔のお雛様

以前、松本の七夕雛を紹介した時に触れましたが、夏にお雛様を飾る地域もあります。

長崎県壱岐市でも八朔(旧暦81日に豊作を祈願する日)用の紙雛(「ヒメゴジョサマ」)を作って、贈る風習がありました。

ヒメゴジョサマには、オキヌという着せ替え用の紙雛と一対の茶袋があり、初めて八朔を迎えた女の子の家へ、この八朔雛におしろい花を添えて持って行きました。雛を贈られた家では表座敷の長押(なげし)にそれを貼りつけ、おしろい花は神棚へ供えました。

雛祭りと夏の行事が合わさった、不思議な祝い方ですが、雛祭りの地域での受け入れの多様さを感じます。

〈壱岐の島八朔雛〉

 

こうした郷土の雛人形を見ていると、雛祭りの原形を見ているようですね。

20210305

企画展「ひなまつり展2021」のご紹介⑥ ~地域に残るお雛様 1~

みなさん こんにちは。

企画展「ひなまつり展2021」のご紹介の第6回として、各地に伝わる雛人形についてお話したいと思います。

 

〇地域に残るお雛様

・お守りとしてのお雛様

お雛様の中には、神社などで授与されるものもあります。

例えば、淡島神社の守雛や熊野速玉大社(新宮)のなぎ人形、青島雛は、お守りとして今でも授与されています。そもそもお雛様は、玩具(おもちゃ)というよりは、お守りとしての役割が強かったそうです。

〈淡島神社の守雛・絵馬〉

〈なぎ人形〉

〈青島雛〉

〈平家雛〉

赤間神社、平家雛のお雛が抱かれているように見えるのは、安徳天皇を模したからでしょうか。

 

・流し雛

郷土の雛といえば、流し雛を思い浮かべる方がいるのではないでしょうか。

特に春の風物詩として、多くの観光客が訪れ、イベントとなっているところもあるようです。

先にも触れたように、雛人形はお守りとしての役割もありますが、それは神社などで配られる、穢れをうつす人形(ひとがた)の風習が雛祭りの元にあるとされているからです。

特に流し雛は、川に自身の穢れ、災厄を流すという風習のため、穢れを祓うという元来の形に近いお雛様と考えられます。

〈流し雛(鳥取県用瀬)

〈粉河流し雛〉

和歌山県和歌山市加太の淡島神社は、雛流し、人形供養の神社として有名です。粉河で行われる流し雛も、紀ノ川を流れ、河口に近くあるこの淡島神社へ流れると考えられていたそうです。

20210302

企画展「ひなまつり展2021」のご紹介⑤ ~段飾りいろいろ~

みなさんこんにちは。

企画展「ひなまつり展2021」のご紹介の第6回として、段飾りについてお話したいと思います。

雛祭りのお人形といえば、「段飾り」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

特に七段の段飾りとなると、骨組みの組み立てから、小さな道具、人形の順番に至るまで、年に一度の大作業を四苦八苦しながら準備なさったことと思います。

 

〇木組みの段飾り

 〈木組みの段飾り〉

少し変わった段飾りですよね。今から55年ほど前の段飾りです。

ちなみに、二段目の内裏雛と三段目の三人官女は贈り雛で、それ以外の人形は娘さんが生まれた時のお祝いだったそうで、所沢市や狭山市で購入されたものです。

段飾りというと、お内裏様に三人官女…と続く、十五人飾りと比べると、随分異なります。

しかも、この段は木組みの段で、釘を使わず設置できます。

 〈裏から見た木組み〉

実はこの木組みは、旧蔵者の家の隣の大工さんに作ってもらったものとのことでした。

この段に内裏雛や舞踊人形(汐汲や藤娘)などを並べて段飾りとします。

ですので、十五人飾りのような並び方にはなりません。

昔の雛祭りの写真を見ていると、このように方々からいただいた人形を段に飾っていく姿を目にすることがあります。

 

〇十五人飾り

 〈七段十五人飾り〉

これぞ「雛人形」と思う方も多いと思います。

この雛人形は、平成4年購入と聞いていますので、割と新しいものでしょう。

この頃は大手の人形店の雛人形を買い求めることが多く、この雛人形も「秀月」で買い求めたものとのことです。

この段飾りは、一般的な十五人飾りではなく、四段目に舞を舞っている人形がいます。

「胡蝶」という舞楽の演目の一つで、鈴をもって二人一組になって舞っています。

七段だけあって、とても存在感があります。

 

 

〇最近の段飾り

 〈三段飾り〉

最近の段飾りは住宅事情なども反映され、少し小ぶりだけど豪華な雛人形が人気のようです。

こちらも三段の段飾りですが、とても重厚感があります。でも、組み立てはかなり簡単です。

やはりこちらも、大手の人形店、「久月」の雛人形です。

このように、段飾りを見るだけでも時代の違いが感じられますね。

どの雛人形も子供の成長を願うものですが、少しずつ求められるものが変わっているのがよくわかります。

20210301

YouTubeで紙芝居 その2

みなさん、こんにちは。

今日から3月です。まもなく桃の節句。気がつくと、すっかり春めいた陽気になりましたね。

けやき館では、館内の「瑞穂の⺠家」で「古⺠家で楽しむ紙芝居」を開催していますが、本日第2回目の紙芝居動画をYouTubeにアップロードしました。

 

 

けやき館もユーチューバーとして、少しずつ歩みを進めています (^O^)/

そして今回お送りする作品は、「お伊勢山の古狐」です。

 

 

この作品は、町内の⽯畑地区に古くから伝わる昔話をもとに作ったもので、紙芝居の絵は、瑞穂中学校美術部の生徒さんが描いてくれました。

「狐なんかにだまされるものか!」と豪語していた男は、気がつかないうちに、いたずら狐からだまされてしまい‥‥‥

話しの続きは、ぜひYouTubeで紙芝居動画をご覧になってください。

 

 

紙芝居は当分の間、毎⽉⼀回、YouTubeにアップロードする予定です。次回の4⽉は「長岡のシバモグリ」を予定しています。

これからも、けやき館がお送りするYouTube版「古⺠家で楽しむ紙芝居」をどうぞお楽しみに!

20210301

企画展「ひなまつり展2021」のご紹介④

みなさんこんにちは。

企画展「ひなまつり展2021」のご紹介の第4回として、展示室を飾った手作り雛について、そして、展示のきっかけになった作家の渡辺一枝さんの著書『ひなまつり』についてお話したいと思います。

 

〇手作りの雛

コーナーの様子〉

・ふうせんかずら雛

けやき館ボランティアの方が作ってくれた縮緬地のお雛様です。

何といっても、小さいのに、とても手が込んでいます。

渡辺さんは大豆を顔にしていました。

・お茶の実雛

瑞穂ならではのお茶の実雛です。

こちらもボランティアさん作です。

つるし飾りのための着物や端切れを使ってくれています。

 

・糸巻き雛

糸巻きをお雛様に見立てています。

こちらはみずほ染織伝承会さんの作です。

羊毛フェルトを頭や飾りにしています。

 

 

 

・石ころ雛

石ころだってお雛様になるんですよ。

これはけやき館職員の作です。

河原の石も、味わい深い雛に変身です。

 

 

〈渡辺さんの写真とけやき館の手作り雛〉

 

けやき館で作ったお雛様と渡辺一枝さんの『ひなまつり』に載せられた写真を展示室では飾っています。

『ひなまつり』は、渡辺さんが自身で手作りした雛、各地で集められた雛を写真つきで紹介した本です。

本の中では「私の子どものお節句は、私のつくった人形で祝ってあげよう」という心持ちで雛を作っていたそうです。

お雛様は、実は手近なものなんですよ、という紹介です。

20210227

企画展「ひなまつり展2021」のご紹介③ ~松本のお雛様 2~

みなさんこんにちは。

企画展「ひなまつり展2021」のご紹介の第3回として、松本のお雛様の続きについてお話したいと思います。

 

〇松本のお雛様 2

前回に続き、松本のお雛様、もう一つの七夕雛を取り上げます。

七夕と言っていますが、こちらも旧暦のため、実際には87日前後で行われます。

 

こちらは七夕雛のうち「着物掛形式」と呼ばれる人形です。

ハンガーのように見える通り、実際には浴衣や着物などをこの雛に掛け、家の軒下に吊るしました。

 

次にこちらは「紙びな形式」の人形です。

こちらの人形も家の軒先に吊るします。

 

どのように飾ったか気になりますよね。

そこで、熊谷元一さんの絵本『たまばたまつり』(福音館書店)を見ましょう。

熊谷さんは長野県出身の写真家、童画家で、この絵本では松本の七夕祭りの様子がよく描かれています。

一部ですが紹介します。

〈家の軒下に吊るす七夕人形

 左側が‘着物掛形式’ 右側が紙びな形式〉

※詞書は外しています。

〈かごめかごめをする様子〉

かぼちゃや硯などをお供えします

〈晩御飯にほうとうを食べる〉

松本のほうとうは、きなこやあんこで絡め、少し冷やして食べる甘い食べ物です

〈夜のぼんぼん行列〉

二列になり、提灯を持って町内を唄いながら歩きます

 

今回は七夕雛を紹介しましたが、前回ご紹介した松本押絵雛とは共通点があり、押絵雛の職人が七夕雛の顔を描くことが多いそうです。ベラミ人形店でも、押絵雛と七夕雛、両方扱っています。

松本の雛人形、いかがでしたでしょうか。

20210225

企画展「ひなまつり展2021」のご紹介② ~松本のお雛様 1~

みなさんこんにちは。

企画展「ひなまつり展2021」のご紹介の第2回として、展示されている地域のお雛様についてお話したいと思います。

 

〇松本のお雛様 1

長野県松本周辺では、この辺りとは少し違った風習があります。展示では、松本押絵雛、七夕雛を飾っています。

 

・押絵雛

松本周辺では、旧暦の桃の節句である43日に「月遅れのひな祭り」を行う風習があります。

寒い地域では、しばしば旧暦に雛祭りを行うことがあります。それは、寒い地域では桃の花が咲くのは4月頃であり、桃の花の開花に合わせた風習といえるでしょう。

 〈松本押絵雛〉

松本の押絵雛は江戸時代、武家の女性の趣味や習い事として始まったとされています。浮世絵風の面長な顔立ちが特徴的です。

 

 〈押絵雛の裏面〉

押絵雛の裏側を見ると、「元絵 三村隆重 / 面相 三村和子」と書かれています。このお二人は、松本で押絵雛の技術を復活させたベラミ人形店のご夫妻です。

実は、松本の押絵雛は明治時代にいったん途絶え、昭和30年代より博物館や民家などに残る押絵雛を参考に復活させたといわれています。つまみの技術を修得するため、東京の羽子板職人に弟子入りしたそうです。

ちなみに、店名のベラミはフランス語で「美しい友達」だそうです。現在は三村隆彦さんがお店を継いでいます。

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