TEL.042-568-0634

開館時間
9:00〜17:00
休館日
第3月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始・臨時休館日

ブログ

20230813

絵本原画展(少しだけ)展示替え

みなさん、こんにちは。

2階展示ギャラリーで開催中の「伊藤知紗 絵本原画展~昆虫観察日記~」のうち、てくてく日記コーナーの展示替えをしました。

今まで「越冬チョウ編」でしたが、8/14(月)より「擬態編」になります。

〈てくてく日記~擬態編~〉

 

伊藤さんが特に興味を持つ鳥糞擬態をはじめ、枯れ葉に擬態した昆虫なども登場します。

〈コミスジ幼虫の擬態〉

 

いろいろな擬態が紹介されています。奥が深いですね。

〈これはどんな擬態でしょう〉

伊藤さんのブログもご覧ください。

てくてく日記 (fc2.com)

 

9月からは「交尾産卵編」を展示する予定です。

一度見学された方も、もう一度ぜひ観に来てください。

20230812

企画展「昆虫のふしぎ、ここがすごい!」ギャラリートーク

残暑お見舞い申し上げます。連日暑い日が続いていますね💦

けやき館では、企画展「昆虫のふしぎ、ここがすごい!」の関連イベントとして、ギャラリートークを行いました。

解説してくれたのは、企画展の展示パネルに使用した昆虫写真の撮影者で、瑞穂自然科学同好会の宮﨑豊さんと、けやき館の谷亀高広学芸員の二人です。

今回の企画展の中心となる4つのテーマ(「変態」・「寄生」・「擬態」・「毒」)について、宮﨑さんが展示写真の昆虫に関連することを解説し、谷亀学芸員が補足説明しました。

宮﨑さんはこのギャラリートークのために、わざわざ資料を作りったり、展示にはない昆虫の写真をファイルして用意してくれました。

参加者は子供から年配の方まで、昆虫好きのみなさんが集まって予定時間をオーバーするほどの有意義な時間となりました。

企画展「昆虫のふしぎ、ここがすごい!」は、9月24日(日)まで開催しています。みなさんのお越しをお待ちしています。

20230806

伊藤知紗 絵本原画展ギャラリートーク

みなさん、こんにちは。

昨日、開催中の特別展「伊藤知紗 絵本原画展~昆虫観察日記~」のギャラリートークを開催しました。

〈ギャラリートークの様子〉

絵本作家の伊藤知紗さんに、展示で取り上げた2作の絵本、そして絵本作りについてお話していただきました。

 

〈絵本作家の伊藤知紗さん〉

 

絵本を作る際のこだわりとして、〝実際に見たものを描く“と仰っていたことが印象に残りました。

当たり前のように思えるかもしれませんが、実践するのは大変です。

「むし、おきあがれるかな」では、虫の起き上がりの様子を実際に見るだけでなく、写真や動画を何度も見直して描いたそうです。

ダンゴムシが起き上がるための、こちらに腹部を向けた描写の難しさ、テントウムシが一瞬翅をひろげて起き上がる様など、一枚の絵になるまでには、苦労と工夫が詰まっているということがよくわかりました。

しかも、絵本には登場しなかった虫たちも観察しているのですから、大変なものです。ですが、実際に見たものを描くことで、絵に説得力が生まれるのだそうです。

伊藤さんのブログも参照してみてください。

新刊本 てくてく日記 (fc2.com)

「うんちみたいな、むしがいた」でも、住まわれている飯能市で実際に出会った虫たちと自然を題材にしています。

 

〈擬態する虫について〉

 

伊藤さんは数箇所定期的に巡回している観察スポットがあり、普段から観察を続けることで細かな変化や発見をして、そうした経験を基に絵本に活かしているのだそうです。

絵本での自然描写も、観察したものと全く同じではありませんが、鳥糞擬態する虫たちの食草や食痕に至るまで、とても気を配って描かれています。

絵本として表現することについては、ラフ原稿(絵本にするためのイメージを描いた下絵、スケッチ)を基に、どのように絵本の構成が変わっていったのか語られています。

これはとても興味深く、編集者とのやり取りの中から、テーマを見つめ直して、内容をそぎ落としたり、追加したりしながら絵本の体裁になっていくとのことでした。

具体的には、「むし、おきあがれるかな」では、登場する順番が当初はカブトムシが初めだったのを最後に回すことで、庭先にいるようなダンゴムシから、徐々にテントウムシ、オジロアシナガゾウムシ、カブトムシと林・森へと導かれる形をとっています。

〈絵本のラフ画との違い解説〉

 

絵と写真との表現方法について。

写真絵本など、絵本を写真で表現することは可能です。それでも絵で表現するについて、描き込まないことで想像させることができると仰っています。

確かに写真はリアルな表現手法ですが、小さな子どもが怖がってしまうこともあるそうです。

でも、絵であればタッチを変えることで柔らかいタッチも、デフォルメを加えることも可能です。

そして、描くことで生まれる絵の余白、絵と絵の間から次への展開を想像させることができるのです。

 

ギャラリートークに参加された方も、自然に詳しい方、何度も展示を見に来てくださっている方と関心の高い方ばかりでした。

ギャラリートークの時間が終わっても、伊藤さんとの虫談義、絵本談義が尽きないようでした。

〈参加者との質疑のようす〉

 

展示は9月24日(日)まで開催しています。

「てくてく日記コーナー」の展示替えも予定していますので、ぜひご来館ください。

20230727

伊藤知紗氏在廊について

皆さん、こんにちは。

企画展関連展示「伊藤知紗 絵本原画展~昆虫観察日記~」の作家、伊藤知紗氏が7/29(土)14:30より在廊されます。

絵本のこと、自然の観察のことなど、お話いただけますので、お気軽に来館してお声をかけてください。

20230716

企画展関連展示「伊藤知紗絵本原画展~昆虫観察日記~」始まりました

みなさん、こんにちは。

企画展「昆虫のふしぎ ここがすごい!」の関連展示、「伊藤知紗絵本原画展~昆虫観察日記~」が15日より始まりました。

 

伊藤さんは飯能市在住の絵本作家、イラストレーターです。

昆虫を題材にした絵本を多数発表され、けやき館でも令和2年の企画展「みずほの蝶」の際、素敵な絵本原画を展示しました。

 

今回は、鳥糞擬態がテーマの『うんちみたいなむしがいた』と、虫の起き上がりがテーマの『むし、おきあがれるかな』の2作の絵本の原画、計32点を展示しています。

 

伊藤さんの特徴の一つは「観察眼」で、昆虫の動作の一つ一つ、昆虫を取り巻く自然環境を丁寧に描いています。

こうした描写は、日々の自然観察によって培われたものです。

また、伊藤さんが昆虫の観察の様子を記録しているブログ、「てくてく日記」を展示室内に再現しています。

 

この展示は9月24日(日)まで開催し、期間中の8月5日(土)14時からギャラリートークを企画しています。

ぜひご覧ください。

20230715

企画展「昆虫のふしぎ ここがすごい!」

みなさん、こんにちは。

梅雨明け間近で、連日暑い日が続いていますね💦

けやき館では、本日7月15日から企画展「昆虫のふしぎ ここがすごい!」が始まりました。

瑞穂町やその周辺に生息している身近な昆虫を対象に、「変態」・「寄生」・「擬態」・「毒」など、不思議で興味深い生態や特徴にスポットを当てました。昆虫の多様性と、自然界における生存戦略という視点から、身近な昆虫たちの生きざまの一端を紹介しています。

またこの展示では、昆虫の魅力を違った視点から紹介するため、青梅市在住の硝子昆虫作家・つのだゆきさんが制作した33点の芸術的な作品をお借りして展示しています。

なお、2階展示ギャラリーでは、企画展関連展示として「伊藤知紗 絵本原画展~昆虫観察日記~」を開催しています。

両展示とも会期は9月24日(日)までです。

けやき館の夏は、昆虫がいっぱい!🐞 みなさんどうぞ見にいらしてください。

20230703

相馬さんの絵

みなさんこんにちは。

先日まで開催していた、特別展「相馬博絵画展-悠久の光、久遠の刻-」も無事終了しました。

相馬さんより、展示していた絵画の一点「光と色の在処」(2023年)を寄贈していただきました。相馬さん、ありがとうございます。

当面は事務所脇のスペースに展示しています。

いつでも見られますので、お気軽にご来館ください。

「光と色の在処」(2023年)

 

〈事務所脇に展示してます〉

20230625

歴史講演会「大江戸よもやま話」

みなさん、こんにちは。

けやき館では今日、第198回温故知新の会・歴史講演会「教科書には載っていない 大江戸よもやま話」を開催しました。

講師は、瑞穂古文書を読む会の会員でもいらっしゃる小林良久さんです。

講演では、江戸に住む庶民(町人)にまつわる話や、庶民がかかわった事件・出来事など、題名通り教科書に載っていないような興味深い話やエピソードをたくさん紹介していただきました。

次回の温故知新の会は、7月9日に実施する算数講演会「算数物語~福ちゃん先生の“算数ピクニック”から~」で、講師は滝澤福一さんです。みなさんのご参加をお待ちしています。

 

 

20230621

瑞穂俳句会 作品展

みなさん、こんにちは。

けやき館では、6月20日(火)から7月7日(金)までの間、瑞穂俳句会の方々による作品展を開催しています。

今回は「星まつり 五七五」をテーマに、七夕を詠んだ二十八句の作品を展示しています。また、曾我美奈子さんによる星空とけやき館を描いた絵画「樹齢300年大ケヤキ」も飾っていますので、是非ご覧になってください。

同時に、町内の保育園児が作ってくれた七夕かざりも展示していますので、みなさんのお越しをお待ちしております。

20230618

相馬博絵画展ギャラリートーク

みなさん、こんにちは。

本日は開催中の特別展「相馬博絵画展-悠久の光、久遠の刻-」のギャラリートークを開催しました。

作家の相馬博氏に、創作活動や作品の解説について、様々なお話をしていただきました。

〈ギャラリートークの様子〉

〈作家の相馬博氏〉

もともと油絵を使って創作していましたが、色の発色などに着目してアクリルを用いるようになったそうです。

そして円を描いた“circle”シリーズから、円自体が薄くなり、やがて夜空の星のように、更に色味が増して、今回の新作「悠久の光、久遠の刻」へと移り変わっていきます。

細かい話ですが、相馬氏は色の掛け合いを実験しているそうで、「悠久の光、久遠の刻」でも新たな試みをされたのではないかと思います。

〈作品の目の前で答えてもらってます〉

 

また、一階エントランスホールでは、瑞穂の伝承紙芝居「五郎松・十郎杉」についても解説をしてくださいました。

抽象作品とはまた異なった印象を受ける作品ですが、色の重ね方、こだわりは共通しているのではないでしょうか。

〈五郎松・十郎杉〉

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