TEL.042-568-0634

開館時間
9:00〜17:00
休館日
第3月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始・臨時休館日

ブログ

20220710

地口絵の写真展が始まりました

みなさん、こんにちは。

例年になく早い梅雨明けで、毎日暑い日が続いていますが、いかがお過ごしですか?

けやき館では本日10日(日)から、写真展「笑いの原点  地口絵を楽しむ ~多摩の地口行灯~」が始まりました。会期は17日(日)までの約一週間で、短い期間での展示となっています。

写真を撮影されたのは、はむら自然友の会代表で羽村市郷土博物館登録郷土研究員の岡﨑学さんです。本日は展示初日ということで、岡﨑さんご自身が、けやき館にいらしてくださいました。

「地口」とは、よく似た発音や言いまわしの言葉遊びで、江戸の文化を今に伝える笑いの原点の一つです。内容は、単なるダジャレや語呂合わせの類から、ユーモアたっぷりのもの、さらに古典や歴史などの知識を必要とするものまであります。

この地口は「焼酎みまい」、元句は「暑中見舞い」です。地口絵では、飲兵衛(?)の男が焼酎を見ないようにしていますね。

なお、7月17日(日)には、温故知新の会・郷土歴史講演会「地口絵に見るユーモア」が開催されます。講師は岡﨑学さんです。残席が少なくなってきましたので、興味のある方はお早めにお申し込みください。

では最後に問題です。次の地口絵の元句は何でしょう? 地口は「釜むれないに飯しこげるとは」です。ヒントは、百人一首にある和歌の下の句です。答えは、けやき館に来て確認してください (*^▽^*)

みなさんのお越しをお待ちしております。

20220706

瑞穂第二中学校職場体験中

みなさん こんにちは。

けやき館のブログでは、イベントや展示に関する情報を発信していますが、今回は中学校の職場体験実習についてお知らせします。

職場体験実習とは、生徒が事業所などの職場で働くことを通じて、職業や仕事の実際について体験したり、働く人々と接したりする学習活動のことで、けやき館でも地元中学生を毎年受け入れています。

現在、瑞穂第二中学校の生徒さんが職場体験中です。

その様子の一部をお伝えします。

まずはけやき館の施設を知らなければなりません。

ということで、けやき館の中を案内します。

写真ではバーズアイ瑞穂で瑞穂町の形について、紹介しているところですます。

〈けやき館の施設を見学中〉

 

そして、歴史や文化についても勉強します。

けやき館は瑞穂町の歴史や文化について情報発信をしている施設なので、町の歴史について知ることは大切です。

 

〈瑞穂の歴史の 勉強〉

 

職場体験中に、今度はみずほケーブルさんが取材に来ました。

みずほケーブルに実習に来ている中学生が、けやき館の実習生にインタビューです。

〈インタビュー中の実習生〉

 

現在けやき館では中学生が実習中ですが、温かく見守ってください。

20220703

第175回温故知新の会 歴史講演会「日本における武家政権」

皆様、こんにちは。

猛暑の続く中、いかがお過ごしでしょうか。

 

本日は温故知新の会、歴史講演会「日本における武家政権」を開催しました。

講師は、瑞穂古文書を読む会の渡辺忠夫さんです。

 

〈講師の渡辺忠夫さん〉

 

今回は、鎌倉時代から江戸時代まで、約700年間にわたる武家政権の時代について、各幕府の特徴や歴代将軍の事績などを紹介されました。

歴史の中でも、有名な将軍ばかりが取り上げられがちですが、一人ひとりの将軍を取り上げると、意外と知られていない事柄や時代の特徴といったものをよく反映しています。

参加された方からも、むかしの教科書で習った評価と随分違うんですね、と感想を漏らしていた方もいましたが、歴史の見方、考え方も時代とともに少しずつ変わっていっていると感じられました。

 

次回の温故知新の会は、7月17日(日)13:30~、郷土歴史講演会「地口絵に見るユーモア」、講師は岡崎学さんです。

20220618

七夕飾りと俳句作品を展示しました

みなさん、こんにちは!

けやき館では、6月18日から風除室で七夕飾り、エントランスホールで俳句の作品展が始まりました。

七夕飾りは、毎年制作をお願いしている「石畑保育園・みずほひじり保育園・東松原保育園」の園児のみなさんが、今年もかわいい短冊を作ってくれました 🙂 子供たちそれぞれの願いごとが、161枚の短冊に込められています。中には、お母さまが裏面に願いごとを書いてくれた短冊もありました。親子そろって願いごとに思いを巡らしている光景が目に浮かびます。

俳句作品は、「瑞穂俳句愛好会」の方々が創作しました。7回目となる瑞穂俳句大会のお題は、「地球にある色を詠む」です。心に浮かんだ思い思いの力作が、今回は三十四句もそろいました。お時間が許す限り、一つ一つをじっくりと味わってほしいと思います。

七夕飾りと俳句作品は、7月7日(木)まで展示しています。

みなさんのお越しをお待ちしています。

20220614

第173回温故知新の会 「瑞穂町の自然環境~土地の生い立ち」を実施しました

みなさん、こんにちは。

梅雨に入り、変わりやすい天候の日が続いていますが、いかがお過ごしですか?

けやき館では6月12日、現在開催中の企画展「遥か太古の瑞穂」の関連イベントとして、第173回温故知新の会・自然に関する講演会「瑞穂町の自然環境~土地の生い立ち」を行いました。

講師は、先月行われたギャラリートークも担当してくださった角田清美さんです。

講演では、主に上総層群が堆積した時代に焦点を当てながら、瑞穂町や多摩地域の地形学的な成り立ちについての話がありました。テーマとしては、「西多摩地方と瑞穂町の地形概観」、「上総層群の堆積と南関東の地質学的な歴史」、「武蔵野台地の形成史と瑞穂町」、「立川断層地と地震」、「大地震に備える」など、多岐にわたる内容を分かりやすく巧みなトークと、数多くの写真や地図・表を使って解説してくださいました。

また講演終了後には、青梅市内の山から掘り出してきたチャートという岩石を使って、火起こしの実演も行いました。チャートは、放散虫(ほうさんちゅう)という海産の原生動物(プランクトン)の死骸が堆積してできた岩石で、「火打ち石」としても知られています。チャートが産出するということは、青梅の山中が遥か太古の大昔は海だったという証拠でもあります。水(海)の中で作られたものが火を起こすなんて、水と火という地球で生まれた相反する二つは、深い関係があって地球上で循環しているんですね。

企画展「遥か太古の瑞穂」は、6月19日(日)までの会期となっています。

また、次回の温故知新の会(「大きな数~9を3つ使ってできる数と宇宙の大きさをkmで表した数と無量大数の中で一番大きな数はどれか?」.講師:滝澤福一さん)は、6月26日(日)の開催です。

みなさんのお越しをお待ちしています。

20220531

YouTubeで紙芝居 その9

みなさん、こんにちは!

5月も今日で最後。明日から6月になり、梅雨の足音が徐々に近づいてきますね💦

けやき館では、館内の常設展示「瑞穂の⺠家」で、「古⺠家で楽しむ紙芝居」を開催しています。本日は第9回目の紙芝居動画をYouTubeにアップロードしました。

今回お送りする作品は、「五郎松・十郎杉」です。

この作品は、町内の殿ケ谷を舞台にした昔話をもとに作ったものです。紙芝居の絵は、現代美術家の相馬博さんが描いてくれました!(^^)!

昔むかし、源頼朝が鎌倉に武士の都を構えた頃、曾我の十郎・五郎の兄弟は、親の仇の工藤祐経を討つために、その命を虎視眈々と狙っていました。

ある日、狩りに出た頼朝の供をする祐経の後をつけた兄弟は、持っていた杖を山の上の見晴らし台に突き刺して、神に祈ったところ……

話しの続きは、ぜひYouTube動画をご覧になってください。

けやき館がお送りするYouTube版「古民家で楽しむ紙芝居」。どうぞ楽しんでご覧ください!

20220522

「遥か太古の瑞穂」展・ギャラリートーク

みなさん、こんにちは。

けやき館では現在、企画展「遥か太古の瑞穂」を開催中ですが、その関連イベントとしてギャラリートークを実施しました。

解説をしてくださったのは、都立高校で長年勤務され、「多摩川中上流域上総層群調査研究プロジェクト実行委員会」の委員でもいらっしゃる角田清美さんです。

上総層群とは、私たちが暮らしている関東平野の基盤となった地層の集まりです。ギャラリートークでは、上総層群の成り立ち、上総層群内の地層から発見される動植物の化石、瑞穂町内でも見られる上総層群の地層(芋窪層と狭山層)、立川断層などについて解説していただきました。

また、一つの同じ地層から海の生き物(クジラなど)と陸の生き物(ゾウなど)が発見されるのはなぜか。海の生き物と陸の生き物の化石発見場所をたどりながら、上総層群が堆積した当時の海と陸の境を推定してみる。多摩川の源流近くで産出される岩石が、川の中流域で発見された場所から、当時の多摩川の流れ(流域)をたどってみる。など、興味深い話がいくつもありました。

企画展「遥か太古の瑞穂」は、6月19日(日)まで開催しています。また、企画展の関連イベントとしては、6月12日(日)に角田さんによる講演会「瑞穂町の自然環境~土地の生い立ち~」もあります。興味のある方は、お早めにお申し込みください。みなさんのお越しをお待ちしております。

 

 

20220514

大久保ヤマトさんのイラスト個展はじめました。

現在、漫画家でイラストレーターの大久保ヤマトさん個展「名もなき武者の豊かな個性のものがたり。」を開催中です。

北多摩ご出身の大久保さんは、当町ゆかりのアーティストの大ファンで、これまで何度も足を運ばれています。

地域の方々と交流を深める中で、2018年には当町教育委員会作成の地元の川の名をもととした創作紙芝居「ザクザクおばば」の作画を担当しています。

大久保さんは、細やかな時代考証と現代的センスの融合した武将のイラストを数多く発表されています。個展がはじまって数日がたちますが、この展示のために書き下ろされた瑞穂の武将、村山土佐守と加藤日向守は、地元の皆さんにも好評です。

大久保さんの個展は、一昨年、昨年に続いて3回目となりますが、これまでは新型コロナウィルスの影響で予定の会期を大幅に縮小して行ってきました。

今回の個展が、コロナに負けることなく無事に終了するよう応援をよろしくお願いします。

大久保ヤマト・イラスト個展「名もなき武者の豊かな個性のものがたり。」は、令和4年5月10日火曜から同年6月12日日曜(※但し、5月16日は休館日)まで、当館エントランスにて行います。途中会期半ばで展示替えを予定しています。

20220414

企画展「遥か太古の瑞穂」

皆さん、こんにちは。

桜の季節が終わりを迎え、代わって様々な草花が咲き乱れるようになり、まさに春爛漫の季節になりました。

けやき館では、4月9日から1階企画展示室にて、企画展「遥か太古の瑞穂」を開催しています。毎年恒例となった春の自然科学系展示の第5弾で、令和4年度最初の企画展です。

私たちが暮らす瑞穂町や多摩地域を含む関東平野は、「上総層群」(かずさそうぐん)とよばれる地層の集まりが基盤となっています。これらの地層が堆積した、今から約280万年前から50万年前にかけて、多摩地域は海になったり、川の河口になったりといった地形的な変化を何度も繰り返しながら、やがて陸地になっていきました。

その頃の多摩地域には、ゾウやシカ、アシカやトドといった動物たちが生息していました。また狭山丘陵では、現在では絶滅してしまったオオバタグルミなどの植物が自生していました。これらのことは、上総層群の中から発見された化石から明らかになっています。

今回の企画展では、動植物の化石や貝の化石などの資料と当時の復元図を展示して、上総層群が堆積した時代の景観や動植物の様子を紹介しています。

また、より古い時代に生息していたアンモナイトや恐竜の化石も展示していて、化石を実際に触ることができるコーナーも設置しています。

企画展の関連イベントとしては、

・5月21日(土) 企画展ギャラリートーク

解説:角田(すみだ) 清美さん

・6月12日(日) 第173回温故知新の会 自然に関する講演会「瑞穂町の自然環境~土地の生い立ち」

講師:角田 清美さん

を実施する予定です。

企画展「遥か太古の瑞穂」は、6月19日(日)まで開催しています。皆さまのご来館をお待ちしています。

20220409

初めての人向け 古文書を読み解く

みなさん、こんにちは。

連続講座「初めての人向け 古文書を読み解く」が行われました。

 

毎年実施している講座で、初心者向け古文書講座として、一つの文書を読み解きながら、読み方や書かれた時代背景などを紹介します。

講師は、瑞穂古文書を読む会の会員の方々に担当していただきました。

 

今回のテキストは、講師の方々による持ち込みだったので、離縁状、鉱山関係、漁業や温泉と様々な文書が集まりました。

 

第一回(3/26)の講師、塩島清志さん(瑞穂古文書を読む会代表)は古文書の読み方について。

第二回(4/2)の講師、渡辺忠夫さんは鉱山関係の史料など。

第三回(4/9)の講師、小林良久さんは漁業関係の史料など。

3回にわたってありがとうございました。

講座中、わからないことに関しては活発に質問もあり、江戸時代の社会についての興味の高さがうかがえました。

また、瑞穂古文書を読む会は、けやき館で月に一回古文書の講読をしています。

ご興味のある方はぜひ様子を見に来てくださいとのことです。

 

古文書講座は今年度も計画したいと考えています。

詳細が決まりましたらお知らせしますので、興味を持たれた方はぜひ参加してみてください。

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